大衆演劇梅南座・劇団松丸家5/20観劇記 | BOOのなみはや国風土記

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 第1部通し狂言、沓掛時次郎。


 一宿一飯の義理で妻子持ちの六つ田三蔵を斬ってしまった時次郎。三蔵が今際のきわに、春日部に両親がいるので妻子を届けてくれと頼んでこと切れた。時次郎が追ってがかかるので妻おきぬに催促すると、おきぬは承知しない。死んだ亭主のドスを持ち、斬り掛かろうとするがかわされる。そのうち追手がやって来た。無理から親子を連れて行った


 遠州までの途中、謡で生計を立てている3人だが、土地のヤクザに挨拶無しで商売をしているもんでいちゃもんをつけられた。事なきを得たが、子供の太郎吉に、生まれてくる赤ん坊がおじちゃんの子供だったら、ちゃんと呼べるのにと言われ照れる二人。


 春日部まで来たが両親はすでに死んでおらず、運の悪いことにおきぬが労咳にに伏せていた。宿の主人から川人足で時次郎が宿代を払っていると聞き、色町で角付けをする。時次郎はそれを聞きお絹を探しに行き、やめさせようとしたがお絹は折れない。何時しか二人は相手を慕うようになっていた。


 世話になっている旅籠の主人から、地元で慕われてるヤクザの一家八丁綴が喧嘩をするが、相手は助っ人をたくさん抱え込んでこちらはいない。助っ人料が1両出ると言われ、助っ人を受ける。

 喧嘩を終え時次郎が帰ってきた時には、時すでに遅し。


 おきぬの墓に手を合わせる時次郎と太郎吉。時次郎の生まれ在所の信州は沓掛に旅立とうとしたとき、追手がやって来た。ドスを捨てた身だが、相手のドスを奪い取り、斬り掛かろうとしたとき太郎吉が足に抱きつき、おじちゃん人を斬るのはやめて。おじちゃんが死んだら一人ぼっちになってしまうと言われドスを捨てる時次郎。追手達は立ち去って行った。太郎吉が「ちゃん」と呼ぶ。子供を抱き寄せ、おんぶして二人して旅立つのであった。


 長谷川伸の名作。最近は余りやられない。今日は藤氏狂言やなく3部王政やったが芝居時間は76分。松丸家らしく途中笑いを入れて進んでゆく。「おじちゃんはいい人かい、悪い人かい。」「おじちゃんはいい人じゃないの。」太郎吉はことあるごとにお絹に問い続ける。最後にちゃんと呼ぶ。おじちゃんはいい人。太郎吉が確信したから出た言葉だった。時次郎とおきぬの恋愛感情の思わせる演出はあった。ただ、亭主を斬った相手。または最愛の亭主を斬ってしまった重荷。そのために最後まで感情を吐露することが出来なかった。もうちょっとその辺の描写をみなに分かりやすくした方がよかったかな。判りやすくしすぎるのも何やが。それとやはり父親代わりの描写がもう少し欲しかった気がする。芝居の評価は3塁打や。


 今日の舞踊ショーは何本か抜けている。ミニショーオープニングで座長が鈴木雅之の10年踊ったが、今日が10年目の結婚記念日で冷やかされていた。笑てもたわ。集客は苦戦中。ゲストも少ないんで仕方なし。素人うけのしにくい劇団何で難しい側面もある。所謂ワーキャー系も居ないし、そういった曲もあまり踊らない。芸達者揃いなんやが集客に反映できない。ようやってるんやがな。


 ゲスト22日中野弘次郎・桜川翔、座長不在。


ほんじゃ