調色 | やまじゅんのブログ

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豊田市高丘新町で自動車鈑金塗装をやってまぁ~す。
キズ・ヘコミや事故修理はもちろん
古いアメ車のレストアやカスタムをやってます。



近年の車輌にはカラーコード(カラーナンバー)というものが記載されてあり、それをもとに調色配合データがあります。

そのデータどおりに配合するとその車輌の色が作れる訳です。


しかし古い車輌にはカラーコードが存在しなかったり、カラーコードはあるものの配合データが存在しなかったりします。

また永い年月の間には修復や全塗装されてカラーコードとは違う色で塗装されていたり、古いアメ車などはカスタムペイントなど、もうどこの誰がどんな塗料で塗装してあるのかわかりません…



そんな色を調色するのは結構大変なことです。


そんな色をどう調色するのか?


hand shapes ではこんなやり方で調色しています。



photo:01




先ずはカラーマップといって、
このような色のバリエーションに穴が空いたものをボディ色を照らし合わせて、一番近いグループを選びます。

今回は335A1というグループを選びました。




photo:02



その335A1を一覧表で見ると、
どのメーカーの何年のカラーコードがわかります。

今回は90年の三菱のB45をベース色としました。



photo:03



その三菱B45の配合データをもとに実車合わせで調色していきます。



photo:04




今回の車輌は1980年代中頃のCHEVROLET EL CAMINO。


今回は3時間程で調色出来ましたが、
色によっては2~3日かかることもあります。










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