まいど。
雨が降ったり、止んだりで。。。
こんな空模様では仕事がはかどりません。
特に調色においては……
お日様が顔を出してくれないことには。。。
塗装の工程の中のひとつに調色ってのがあります。
通常メーカーで作られているクルマには、
そのクルマに塗装されている色のNo.が記載されています。
例えば、今お預かりしています “イナっち” 様の ALTEZZA Gita
Color No. は 1C0 という Silver です。
この 1C0 という色が厄介者で…。
塗料メーカーからのデータで15種類ものバラつきがあります。
なぜかというと、生産ラインによって色が少しづつ(全く?)違いが出てしまうわけで。
国内と海外、同じ国内であっても九州の工場や愛知の工場などと。。。
環境、状況が変われば、塗料の配合や発色が異なり、
結果、15種類にも色がことなってしまうのです。
この15種類の中から比較的近いデータのものを選び、
そこからさらに微調色が必要となるのです。
この調色の作業が大変でもあり、職人の腕の見せ所でもあるのですが。。。
さらに、全塗装してあるクルマの色っ!!
~♪~どぉ~この ダ~レだか し~らないけれどぉ~♪~
そ~なんです…
どこの誰だか知らない人がどんな色で塗ったかわからないのです。
そんなクルマがアメ車は当たり前でして……
今お預かりしてます Mother Road 様の EL Camino がそれなんです。。。
今回は80年代のSUBARUのブルーメタリックをベースに調色しました。
こ~ゆ~時に限ってこ~ゆ~クルマが重なるんですよね…
そんなこんなで、この時期は雨に泣かされ、調色に泣かされ、
納期に泣かされ、連日徹夜になるわけです。。。
でも、調色も仕上がりもバッチリでございますです。