No.91 調色ってのがね… | やまじゅんのブログ

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豊田市高丘新町で自動車鈑金塗装をやってまぁ~す。
キズ・ヘコミや事故修理はもちろん
古いアメ車のレストアやカスタムをやってます。

まいど。



雨が降ったり、止んだりで。。。


こんな空模様では仕事がはかどりません。



特に調色においては……



お日様が顔を出してくれないことには。。。




塗装の工程の中のひとつに調色ってのがあります。



通常メーカーで作られているクルマには、


そのクルマに塗装されている色のNo.が記載されています。



例えば、今お預かりしています “イナっち” 様の ALTEZZA Gita


Color No. は 1C0 という Silver です。



この 1C0 という色が厄介者で…。



塗料メーカーからのデータで15種類ものバラつきがあります。



なぜかというと、生産ラインによって色が少しづつ(全く?)違いが出てしまうわけで。



国内と海外、同じ国内であっても九州の工場や愛知の工場などと。。。


環境、状況が変われば、塗料の配合や発色が異なり、


結果、15種類にも色がことなってしまうのです。



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この15種類の中から比較的近いデータのものを選び、


そこからさらに微調色が必要となるのです。



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この調色の作業が大変でもあり、職人の腕の見せ所でもあるのですが。。。





さらに、全塗装してあるクルマの色っ!!



~♪~どぉ~この ダ~レだか し~らないけれどぉ~♪~



そ~なんです…


どこの誰だか知らない人がどんな色で塗ったかわからないのです。


そんなクルマがアメ車は当たり前でして……



今お預かりしてます Mother Road 様の EL Camino がそれなんです。。。


今回は80年代のSUBARUのブルーメタリックをベースに調色しました。



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こ~ゆ~時に限ってこ~ゆ~クルマが重なるんですよね…




そんなこんなで、この時期は雨に泣かされ、調色に泣かされ、


納期に泣かされ、連日徹夜になるわけです。。。



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でも、調色も仕上がりもバッチリでございますです。