今日は Yo-ichi が早出・残業をしてくれた。
強制ではない。自主的にだ。
短納期で、しかもエンドユーザー様の仕事を
「まだ無理かな?」とは思いながらも任せてみた。
月曜日:バラシ~下地
火曜日:足付け~塗装
水曜日:仕上げ~納車
という段取りだ。
月曜
下地が終わらない。
(やはりまだ無理だったか…)
残業してもらっても間に合いそうにない。。。
(僕が残業して終わらせて帰ろう)
そう思っていたら、
Yo-ichi 「明日朝、早く来てやっていいですか?」
うれしい一言だった。
が、
僕 「そんなん、俺も早よ来なかんがぁ!」
(いじわるではない。彼の想いの強さを試してみた)
Yo-ichi 「カギください。ひとりで朝来ます。」
(うぉっ!)
火曜の午前中に下地が終われば、
なんとか間に合う。
そのことを伝え、彼の想いに託してみた。
火曜
Yo-ichi はいつもより1時間半早くきた。
約束通りちゃんと来た。
昼休みも返上し、なんとか下地を終わらせた。
このあと
焼付強制乾燥
↓
足付け
↓
マスキング
↓
塗装
↓
焼付強制乾燥
(ビミョ~だな・・・)
今日どうしても塗装を終わらせなければ
明日の納車に間に合わない。
しかし、彼の情熱に水を差すようなことはしたくない。
任せた。
結果。
マスキングが終わったのが19:00。。。
彼は残業して塗装していくと言った。
が、ここまでだ。
「塗装はいいよ。俺がやって帰る。」
彼は不貞腐れた。
「せっかくここまでやったのにっ!」
という想いからなのだろう。
やらせてあげたい気持ちでいっぱいだったが、
このあとの塗装の失敗は致命的だ。
納期に間に合わくなり、お客様に迷惑をかけることになる。
塗装はとても繊細な作業だ。
今の彼は時間に追われ、平常心ではない。
朝早くから休憩も取らず、疲れている。
失敗は目に見えている。
それをちゃんと伝え、帰らした。
(ちょっとは納得してくれたかな?)
塗装はバッチリやっといたで。
彼は責任感が強い。
職人のプライドというべきだろうか。
すでにそれを持ち合わせている。
立場が人を育てるというが、
短納期でエンドユーザー様の仕事を
任せられたということを、
彼はしっかりと理解している。
育つところまで任せ切れなかったが。
まぁ、次回だな。
Junkey も、彼を手伝い残業してくれた。
二人ともありがとう。
二人の成長が本当に楽しみだ。
二人ともいい職人になる。
二人の将来は明るいっ!!
そして hand shapes の将来を担う
二人に感謝!!!