書く内容にもよると思うけれど、書くこと、特に人が読むという前提で書くことは、好き嫌いを別にして、本当に難しいことだと思います。


会ったこともない、話したこともない、全くの見ず知らずの人に自分の思いや考えていることを過不足なく・間違いなく伝えるなんてこと、出来るの??? そんな気さえします。そして、人の文章を読むことについても、おそらく思い込んだり・読み足りなかったり・誤解したり……そんなことが数多く起きているのかもしれません、気づかないだけで。


全く逆の受け取り方をされてしまったり、軽い冗談のつもりで書いたことが深刻な話になったり、長くなるからと省いたことが説明不足に繋がったり、止めときゃいいのに書き過ぎたり……。


メールやブログって、ちょうどテレビ中継を見ているようなもの?  全て分かっているように思うのは錯覚で、実際に見えているのはカメラが狙った「その部分」だけ。そこで得られる情報・材料は全体の極く極く一部分でしかない。全体を見たい・その中の部分を自分で選びたいと思うなら、そこへ行くしかありません。

それがもどかしくもあり、またよほど気をつけないととんだ誤解をしたり・されたりしかねないということを、せめて頭においておきたいと思います。


行間を読むと言い方があるけれど、そんなにゆっくり・じっくり読むなんてそう多くはないだろうし、書くほうだってそんなに手間暇かけられる訳でもないし……。


「全員に公開」をクリックした後になっても『あそこ、やっぱり別の表現にしたほうが……』とか『あれは書かないほうが……』なんて、いつもいつも思ってしまう私です。