彼に髪を撫でてもらっている感触で
目が覚めました。
エネルギー体の彼が
こんなふうに来てくれたのは
しばらくぶりです。
ずっと前から、そうしてくれていた
みたいです。
頭に、はっきりと感触があるから。
目を開けると、いなくなってしまいそうだから
閉じたままで
「おはよう」と笑いかけると
「おはよう」と微笑んでくれました。
そして
「もうすぐ、迎えに行く」って
言ってくれました。
私は「うん、待ってるね」と
返しました。
「楽しみに。」と付け加えて。
すると彼はもう一度微笑んで
「ここ、いいでしょ。ノンビリ待てて。」と
繭を撫でたのです。
「え?この繭、あなたが創りだしたの?」
私がびっくりして聞くと、
“まぁ、いいじゃないの”というような表情で、何も言わず
彼は私の髪をもう一度撫でました。
目を開けると、彼はいなくなり
やはり今日も“繭の中”という感覚です。
それでいい。
ゆっくり自分を整えよう。
そんな気持ちでいます。
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