まちがいさがし | 車椅子のきみと、てくてく、わくわく。




りょーたくんに出会うまでは苦しいことも多くて、

辛いことも多くて、

生きづらくて、

もっと普通になれたらどんなに楽だろうかって思っていた。




だから
菅田将暉が歌う「まちがいさがし」がとても好きになって


自分とりょーたくんを重ね合わせて

「まちーがいーさがーしの

まちーがいーのほうに

うまーれて きたーよな 

きでーいたーけどー

まちーがいーさがーしの

せいーかいーのほうじゃ

きっとであえーなかーったーとおもうー」


って歌っていた。



そしたらりょーたくんが


「でもさ、ひーちゃん。


間違い探しって、


どちらかが間違ってるわけではないよね。


ただ2つの絵に違いがあるだけだよねー照れ



って。



またはっとさせられたよ。




そうだね、ただ違うだけ。


どちらかが正しいと決めちゃうから


どちらかが間違いになってしまう。




そうじゃなくて。


ただ違いがあるだけなんだ。








違いを認め合いながらここまできたね。



戸惑うことも、


迷うこともお互いにたくさんあったよね。



でも、だいすきだから


ずっと一緒にいたいから



困ったこと、


悲しかったこと、


弱い自分も隠さずに話し合ってきたよね。






そうやって弱さまでをも見せられること、


そして弱さを見せてくれること、


ありのままのお互いを愛し合えること。




その安心感がどれだけ心地よく、



毎日を豊かに、鮮やかにしてくれることでしょう。







きみと私の身体は違う。


きみと私の歩き方も違う。







でも、違うのはたったそれだけ。






大好きな気持ち



愛しくてたまらない気持ち



これからも一緒にいたいという気持ち。




だから毎日を、未来を、


そしてこれまで歩んできた過去を


大切に思っていること


大切にしたいこと


おんなじ気持ちでいる。






おんなじ。






私はきみのことが大好き。


きみも、私のことが大好き。




一緒にいる理由は、それだけでいいよね。




考えることは、


乗り越えることは、


作り上げていくことは、


多いかもしれないけど。


でもきみとなら大丈夫。





これからも


きみと歩んでいきたい。




ゆっくりと。



てくてく、わくわく。