相談(ひょうそ) | Web手外科研究所

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「手の外科無料相談所」で相談を受けたメールとその返事を患者さんの氏名を匿名にする等一部改変して掲載しています。どなたでも読者登録O.K.

 こんにちは。
① 47歳 女 職業:教師
② 経緯
 三ヵ月半前、夜から右手中指がズキンズキンと痛み出し、翌朝には指の付け根まで真っ赤に晴れ上がり熱を帯びてどこかに触れるだけで激痛が走りました。早速、翌日の午前中、近医外科を受診したところ「ひょうそ」と診断され、消毒の後ゲンタシン軟膏を塗り、黄色い液体のついたガーゼを湿布、包帯で巻かれて帰りました。次の日から毎日消毒、薬の取りかえに通いました。爪の甘皮処理を2~3日前に行っていたので、そこからばい菌が入ったのでしょうか。 傷口という見てわかる傷は見て分からない状態でした。二週間位たったころ、右中指の薬指側に針を刺し、膿を出しました。その後も毎日のように通院し消毒・薬の取りかえをしていただきました。一ヵ月後、爪の根元に針を刺し、膿を出そうとしたのですが出ませんでした。発症六週間後に受診したところ、「もう包帯を取って乾燥させた方がよい」と言われ、実質治療終了となりました。その後、指は以前なった時のように腫れることがないのですが、右中指の指先から第一関節までの所が赤く、痛みが残り指の曲げ伸ばしにも違和感を感じていました。今回メールしましたのは、診察を終了して2カ月経つ今もズキンズキンという痛みが一日中あり心配です。私の見たところ第一関節まで赤みが残っているような気がします。
③ 今の症状はしばらく続くのでしょうか?
④ また、受診すべきか教えていただきたいと思います。
 疑わしい病気、これからすべきことなどを教えてください。よろしくお願い致します。

 メール拝見しました。
 ひょうそに限らず指先は神経が敏感なところですので治療としては治ってきていても痛みが持続することはしばしばあります。基本的には治療経過がよければ痛みに対しては消炎鎮痛剤(痛み止め)や湿布(貼り薬)や塗り薬で対応すれば痛みは軽減してきます。心配ならばもう一度受診され消炎鎮痛剤(痛み止め)や湿布(貼り薬)や塗り薬の処方と合わせて血液検査を受けられるといいかと思います。
 手の外科病院一覧を貼っておきます。参考にしてみてください。(これ重要⇒手の外科専門の医師の診察を受けないと意味はありません)