相談 | Web手外科研究所

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「手の外科無料相談所」で相談を受けたメールとその返事を患者さんの氏名を匿名にする等一部改変して掲載しています。どなたでも読者登録O.K.

 初めまして。昨日)、雪山で娯楽(スノーボード)をしていたところ転倒し、右腕の肘の部分を強打し、尺骨にある鉤状突起の内側部分を骨折してしまいました。他、外傷、骨の突き出し等は、ありません。近くの病院で応急処置を施した後、別の病院でCTで尺骨部分を撮影したところ、鉤状突起の内側部分を骨折していたとのことです。折れた骨が一つであれば、ネジで固定し完治できたと言っておりましたが、粉々に砕けており、ネジでの固定が困難なため、自然治療が最善の手と言われ良くて良治と言われました。後遺症についても聞きましたが、リハビリ次第では軽い運動、荷運び作業は可能だが、重たい荷運び作業や激しいスポーツは極めて困難と言われました。また、怪我の状態からは脱臼しやすい状態になると言われました。後日、ギブスで固定させるため再度病院へ治療、相談しにいきます。相談次第では、他の病院にも足を運ぼうと考えております。なんとか、完治する方法はないかと、鉤状突起骨折についてや、手の外科について調べていたところ、御ホームページにたどり着きました。もし、改善見込みのある治療方法があれば、教えてください。遅くなりましたが、私についてを付け足します。
年齢26歳 会社員(正社員)
家族について、妻一人、子一人
よくやっているスポーツ:水泳、サッカー
他に不足事項があれば、お聞き下さい。
宜しくお願いします。

 メール拝見しました。
 尺骨鉤状突起骨折の治療についてですが、骨片が多数ある場合は骨接合術は困難なケースが多いです。骨欠損が大きければ肘関節の不安定性も出やすくなります。ただ手術するといいましても現状では方法が難しいのでまずはギプス固定等の保存的治療(手術をしない治療法)を行い、その後肘関節の不安定性が出現すればそこで手術を考えられた方が無難かと思います。骨折の形態にもよりますが、肘関節の不安定性が出現しない可能性もかなりありそうな気はします。心配ならば整形外科の中でも手の外科が専門の医師のセカンドオピニオンを求められるといいかと思います。その際CT等の検査結果は出来るだけ病院で貸し出しの手続きをとって持参していただいた方が同じ検査を二度しなくて済む分時間的にも金銭的にも効率がいいかと思います。
 手の外科病院一覧を貼っておきます。参考にしてみてください。(これ重要⇒手の外科専門の医師の診察を受けないと意味はありません)