相談(テニス肘) | Web手外科研究所

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「手の外科無料相談所」で相談を受けたメールとその返事を患者さんの氏名を匿名にする等一部改変して掲載しています。どなたでも読者登録O.K.

 はじめまして。私は45歳で「テニス肘」と診断を受けています。左利きで仕事はピアノ講師と家業が農業ですので、梅やミカンの農作物の収穫などの仕事をしていて、一昨年から左手肘の痛みに悩まされています。何もしなくても、激痛か鈍痛が常にあります。近くの整形外科を受診しましたが、安静と湿布とロキソニンだけでした。接骨院にも通いましたがダメで今は高速で1時間の市外の病院に通っています。先日MRIを撮り、肘に水のような白い物体が写っていて、「炎症を起こしていますが、僕はこのような症例を初めて見ました」とドクターに言われました。キシロカインとステロイドの注射はしましたが、次の日にはまた、痛みが出て来ました。また、リハビリにも週に1回通っていますが、超音波と理学療法師さんのマッサージだけです。ドクター(スポーツ専門で野球肘のオペには定評があります)は手術は「入院したりして大変ですから」と手術には消極的でした。私のテニス肘が珍しいためか、手術にはリスクがあるためかわかりません。でも、私は利き手の左手肘が痛くてたまらないのです。手術をお願いするのは、無理なのでしょうか?痛みから解放されることはないのでしょうか?どうか、よろしくお願いいたします。

 メール拝見しました。
 上腕骨外上顆炎の治療についてですが、基本的にはステロイドの注射で治ることがほとんどです。どうしても治らない場合は手術を行います。手術は比較的珍しいものですが、難しい手術ではなく成績もよく、危険性も少ないので手術で治療しても構わないとは思いますが、ステロイドの注射で治ることが多いので注射の回数が少なければ注射をもう少しされてもいいかと思います。医師が手術に消極的だったのはその手術に慣れていないからだと思います。
 手の外科病院一覧を貼っておきます。参考にしてみてください。(これ重要⇒手の外科専門の医師の診察を受けないと意味はありません)