相談(舟状骨骨折、舟状骨偽関節) | Web手外科研究所

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「手の外科無料相談所」で相談を受けたメールとその返事を患者さんの氏名を匿名にする等一部改変して掲載しています。どなたでも読者登録O.K.

 はじめまして。ホームページを拝見し、メールさせていただきました。
・37歳、女性です。
・左手舟状骨骨折です。
・利き手は右ですが、左手を骨折しました。
・昨年11月に交通事故にあいました。
・おもに下顎骨骨折で入院し、その入院中(受傷日より約1週間ぐらい)にて手首の痛みを感じ、院内の整形で見てもらったころ、左手舟状骨を骨折しているとのことで、すぐにギブス固定しました(上腕部まで固定)通院当初から「ここの骨はくっつきにくいワースト3の骨だから時間がかかるし、もしかすると将来手術になるかもしれないよ」とは先生に言われていました。それから2月までギブス固定をし、リハビリにも通いましたが痛みが取れていません。 曲げるときの痛み、親指付近を押したときの痛みなどです。手をついて起き上がる、壁に手を押しあてるなどの動作をするととくに痛みます。整形の先生に先日レントゲンで診断してもらったところ「舟状骨偽関節になっているようだから骨移植を伴う手術をしたほうがよい。ここは専門病院でないので、紹介状をかいてあげる」とのことで、おおまかな手術の説明などを受けました。まだ病院を決めかねていた私は、宛名のない紹介状をもらい、その後ネットなどで調べて手の外科病院一覧にも記載されている医大系の病院に診察に行ったのですが、 そこの先生は「もう骨はくっついているので、手術の必要はない」とおっしゃいました。関節炎だろうから、ステロイド注射などで痛みを緩和することはできると。紹介状を書いてくださった先生は、かなり熱心に手術を勧めていたので、その医大系の先生の言葉を信じてよいものか悩んでいます。個人的に舟状骨骨折についてはかなりネットでしらべて、知識をつけたつもりですが、みなさん手術を選択される方が多いようです。あきらかに骨と骨の空間はあいていないのですが、「レントゲン上、骨折線がうっすら認められる」みたいな状態です。かなり隙間がある場合以外は、手術せずに 保存的治療をした方がよいのでしょうか。しかし事故から7か月近くたち、このままですと症状固定の時期が来てしまいます。 まだまだ痛みがひどいので、一生この痛みとつきあうぐらいなら、思い切って手術を したいと考えておりますが、先生のアドバイスなどいただければ幸いです。また前の先生に紹介状をもらって、別病院にかかるべきでしょうか。そこでも先生の所見上、問題なければやはり手術は不可能でしょうか。
・パソコンを1日中扱う、ホームページ作成業や通販業務です。ひとりで運営しています。商品が入荷し、その梱包、発送もありますが、かなり重い荷物も多く、5kgから10kgのものも多数あるため、それらの持ち運びができないので、その部分は人にお願いしています。パソコンを打っているだけでもかなり手首に負荷がかかっており、長時間は打てないのでホームページ作成の一部も人にお願いしてやってもらっております。
・スキーが趣味でしたが、事故後は行っていません。

 メール拝見しました。
 舟状骨偽関節の治療についてですが、文面程度の舟状骨偽関節の場合はいきなり手術というよりはセーフスという超音波治療がありますのでまずはそれを試されるといいかと思います。これは技術も何もいりません(というより患者さんが超音波を自分で当てます)のでどの病院でも問題ないかと思います。それでも症状がとれなければ手術を検討することになります。舟状骨偽関節の手術は整形外科の中でも手の外科が専門の医師でないと厳しいので紹介状を書いてもらい別の手の外科が専門の医師の診察を受けられるといいかと思います。
 手の外科病院一覧を貼っておきます。参考にしてみてください。(これ重要⇒手の外科専門の医師の診察を受けないと意味はありません)