日本の庭でもときどき見かける常緑樹のヒース(エリカ、ギョウリモドキ、スコッツヘザー)は2ミリぐらいの小さな鈴の形をした桜色の花を枝にぎっしりとつけます。
この可愛らしい花や葉にはアルブチンという成分が含まれており、メラニン生成抑制効果があるので、しみやソバカスの予防としてとても役立ちます。
女性にはとてもありがたいハーブの1つです。パックやローションにこのハーブを用いると美白づくりになります。
一方、フラボノイドやカロチンといった抗酸化物質も含まれるので、肌が紫外線で老化しやすい夏のシーズンにはお茶として飲むと体の中からも肌の老化であるしみやしわの予防になります。
更にヒースには殺菌作用と利尿作用もあるので泌尿器の病気、特に女性に多い膀胱炎や尿道炎に有用です。
また、尿酸を体から排泄させる働きもあるので、痛風やリウマチ、関節の動きが不自由で痛みに苦しんでいる人、腎臓結石のある人に昔から煎剤(1リットルのお湯にヒースの花をたっぷり一握り入れ5分間煮ます。1日3杯服用)や浸剤(200ccの熱湯で大さじ1杯を3分蒸らします。
1日3杯服用)として用いられてきました。
ハーブ療法で有名なモーリス・メッセゲ氏の臨床で、わりとひどいリウマチ患者にもこのヒースが用いられています。
両手いっぱいのヒースを浴槽に入れて日に2度沐浴を3週間続けたところリウマチの症状がすっかり改善したということです。
また、穏やかな鎮静作用があるのでストレスが原因で便秘に悩んでいる方もコーヒーや紅茶の変わりに飲むことで心を和ませ、便秘を改善してくれます。
香りは小梅の梅干を優しくした感じで、日本人に受け入れられやすいでしょう。
味は癖はくせがないので他のハーブともブレンドしやすいでしょう。
疲労回復のためにクエン酸やビタミンCの多いハイビスカス、夏ばてで食欲不足のときは清涼感の溢れるペパーミント、ストレスが原因で肌のコンディションが思わしくないときはリンデンとそれぞれ1:1の割合でブレンドしてお茶として飲むと良いでしょう。(200ccの熱湯で小さじ1杯を3分蒸らします。)
