茶堂 -お接待文化- | 事業経営と会社員の二足の草鞋で、日々進化を追求する。

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現在住んでいる

愛媛県西予市城川町には

たくさんの茶堂が存在しています。



茶堂には様々な種類がありますが

私がよく目にする茶堂は

一間(1.8m)四方の方形で茅ぶき屋根のタイプ。

今回の三上茶堂は瓦タイプ。

04_08.jpg
(画像はお借りしました)



この茶堂

「昔は四国遍路や旅商人が歩きつかれてこの茶堂で憩い部落の人々から茶の接待を受けたところであった。」

などの説明をよく聞きますが

私個人の考えでは

おそらくお接待をすることで情報を得ていたのだと思います。

旅人は外の世界を知っており、持っている情報量もそれはそれは多いことでしょう。

その情報を仕入れるためにお茶を出し、軽食を出しおもてなしをしたのではないでしょうか。

私なら、そのくらいのしたたかさが必要かな、と(笑)

いえ、先人の知恵ですね。



で!

現代は というと

街道だった城川も現代においては街道からだいぶ離れてしまい

人が通らなくなってしまいました。

茶堂でお接待をする姿もいつの間にか消えてしまい…

そこで 8月に2回 茶堂でお接待をする日を設けたのです。

茶堂にあえて人を呼び

冷たい番茶、シバ餅(シバの葉に巻かれたよもぎ餅のこと)、山菜、大豆などを振舞います。

お接待をしてくれるのは70歳以上の方々ばかり。

今年は息子がいることもあり

息子をおばさま方にお任せして

私はシバ餅をムシャムシャといただきました。

本来は情報提供者側である私ですが・・・

茶堂にまつわる昔話、昔の育児話など

楽しい懐かしい、心温まるお話をいただいた日でした。

これから少しずつ茶堂の写真も集めようかな。