作品画像の撮り方(四角いもの編)
~遠近感とズーム~
 


こんにちは、tetoteのけんたろうです。
※このブログではハンドメイド品をインターネットで販売する際のコツなどをまとめております。

今回は意外と難しい
「四角い作品の写真の撮り方」での
重要な注意点の一つ、

【 遠近感 】

についてお伝えします。

私たちが目で見ている物は
目から物までの距離によって視界の中での大きさが変わります。

月などがわかりやすい例で、あんなにも大きな月も
地球(自分)からの距離があるので目で見た時には小さく見えます。
人はこの大きさの差異で遠近感をはかります。

さて、そんな話が何故写真と関係あるかと言いますと

『物の大きさが視点(レンズ)からの距離によって変化する』

のは
写真でも一緒なんです。


例えば、50cmの四角い作品を撮影する時に、

カメラから 2m 離れた距離で撮影した大きさは
カメラから 1m 離れた距離で撮影した大きさの 2分の1 になります。

という事は、

『作品を撮影する時に被写体に近づけば近づくほど
 作品の奥にある部分の大きさは小さくなる』

ということになります。

それを具体的に椅子やテーブルに置き換えると、どうなるでしょう?
※財布、バッグ、カードケースなどの小さい作品も同様です

手前の部分と奥の部分で必要以上に大きさが変化して、
劇的な写真になってしまいます。

そのような遠近感の強い写真になると、
一見綺麗な写真のように見えますが、
購入を検討している人はどうしても

 “ 実際の大きさのイメージ ” 

が湧きづらくなってしまい、自己満足な写真になってしまいがちです。


では、どのようにしたらいいかというと、方法としては
「カメラ」から、作品の「手前」と「奥」の距離の差を少なくするために

『離れて、ズームして、撮影する』

ことをオススメします。

○単純に1mの四角い作品を1mの距離から撮影したら?

  手前の部分はカメラから1mの距離があり、
  一番奥の部分はカメラから2mの距離ができてしまい、
  立方体の手前と奥では、
  カメラから2倍の距離が離れることになる。

単純に計算すると奥の部分は半分の大きさになってしまいます。


○1mの立方体を5mの距離からズームして撮影したら?

  手前の部分はカメラから5mの距離があり、
  一番奥の部分はカメラから6mの距離となるので、
  立方体の手前と奥では、
  カメラからの距離はあまり変わらなくなり

手前と奥の大きさに差がつきにくくなります。

下記に紹介する作品などは、
あまり手前と奥の差がなく撮影されているので
非常に参考になります。
是非ご覧になってみてください^^


●inecoさん

inecoさん

Sheets Tower

●木工作家 KOIVUさん

koivuさん

子やぎのスツール(ナチュラル)



いかがでしたでしょうか?

今回の話は、大きな作品に限ったことではなく、
「財布」や「バッグ」など、四角い様々な作品に
共通して影響することです。

四角い作品をご制作されている方は是非一度、
遠近感がつきすぎていないかチェックしてみてください!

それでは、また!

今回紹介した以外の
作品画像の撮り方アドバイス一覧はコチラ

小さい物編 ~たった4つのポイントで劇的に変わる!?~
http://ameblo.jp/handmade62/entry-11294220720.html

大きい物 ~大物作品を撮影する3つのStep~
http://ameblo.jp/handmade62/entry-11215720247.html

ファッション編 ~角度を変えるだけで見違える!?~
http://ameblo.jp/handmade62/entry-11858823557.html


その他の出品アドバイスや撮影に関するノウハウはコチラまで!
《目次》クリエイター通信バックナンバー編集号
http://ameblo.jp/handmade62/entry-11298198770.html

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