今日から題名が変りました、「Ⅰ型糖尿病患者かばん屋[-※kotobuki※-]」


今まで大きく隠していたことです。

私のすべての病気のおおもとであり、最大の悩みです。


何故発表しようかと思ったかと言うと

「Ⅰ型糖尿病」になってしまうと、生活に制限や仕事に限界を感じることが多く

隠していると、今どうして自分がココに立っているかを説明するのが難しいのです。


「Ⅰ型糖尿病」という病気は原因不明で、突然に口活、こむら返り、体重の減少などがおこり

高血糖昏睡に陥り発見されることが多い病気です。


急に自分のすい臓からインスリンが分泌されなくなり、自分で食事の前と寝る前に

インスリンを注射しなければなりません。
Ⅰ型糖尿病患者かばん屋[-※kotobuki※-]

また、その分量が食事と見合っていないと

低血糖や高血糖を引き起こし、長い時間をへてさまざまな器官を蝕んでいきます。

腎臓、眼底、動脈硬化、壊疽などが大きな合併症です。

さらに、急激な低血糖や高血糖で昏睡に陥り命を失うこともあります。


こんな注射を

毎日、365日、これから先生きている限りずっと自分で打ち続けなければなりません。


だから普通の人が普通にしていることが何倍も負担になることがあります。

会社に通っていたとき、食事の時間が仕事で左右されるので

血糖のコントロールがうまくいかなくて、その影響で体はだるくいつも疲れていました。

治療費用が月に1.5万円くらい。一人暮らししていた私にとっては大きな金額で

負けず嫌いな私は「他の子がおしゃれや趣味に使える1.5万円だ、悔しい!」と思い

一日30分人より長く働けば取り戻せる!!!!なんて考えていたこともありました。


そんな考え方が体を蝕み、生理がとまったり(かえってホルモン療法の方がお金がかかる!)

不眠症になったり(今でも引きずってます・・・)ぶどう膜炎という眼球の病気に頻繁にかかったり

そのうち、線維筋痛症になり、その痛みからうつ病になり、左顔面麻痺をわずらい

闘病にも治療にも疲れ果ててしまったのです。


今まで、私は発病したとき同じ学校に通っていた友人以外には自ら公言することなく

海外ホームステイも旅行もインスリンを隠し持って遣り通してきました。


若かった自分は、できるとおもっていたし、出来てしまっていた・・・

でもだんだん歳をとって、感覚の麻痺や神経への影響があるのか

大きな低血糖をおこし自分で対処できないことが出てきました。


また、大好きな友人(病気を伝えていない)の元彼が同じ病気だったことを聞き

その方の病状を聞くにつれ、自分もいずれそうなるのではないかと不安になったことが

今回の告白の大きなきっかけです。


そして自分の病気への対策や生き方が誰かの助けになることがあったらいいなと思ったからです。


私が選んだかばん屋という道もそのひとつです。


会社に雇われるには病気を隠さなければなりません。

そのことを理由に不採用としても差別でもなんでもなく会社側の選ぶ権利を行使したにすぎません。


私は転職でデジタルカメラや光学レンズにつよい「オリ○○ス」と言う会社の

社長決済まで取れていたのに、雇用前検診で尿糖(自分の体調コンとロールミスです。)

を出してしまい、不採用になっています。


社会は甘くない。


だから、自分なりに食べていく道を考えたのです。


よかったのかどうかはまだわかりません。

ただ、病気が無かったら選ばなかった道ではあると思います。


でもいつか、この道でよかったと思いたい。


ちなみに友人の元彼は30代半ば位で低血糖昏睡で死にました。

私の主治医でやはり同じ病気だった女医さんは急性白血病になり42歳で

小学生のお子さんをおいて亡くなりました。


あと何年生きられるかわからないので、やりたいことやりながら生きれたらいいと思っています。


-※kotobuki※-