ハンドメイド講座♪(防災頭巾カバー・小学生サイズ) | Handmade Field**思春期息子ときどきハンドメイド

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ハンドメイドな生活と日々のヒトリゴト☆
洋裁好きな主婦の呟き♪

お待たせ致しました。

やっと防災頭巾カバーの作り方をまとめました☆


防災頭巾の存在自体が地方によって様々で

見たことも聞いた事も無い地域も有るらしいですが

あの震災の時に更に見直された存在になったとも聞きます。

ヘルメットより落下物は守れないかもしれないですが

火事の炎から髪の毛を守ったり

飛び散ったガラス片から頭を守れるので

今後も続いて欲しい品物だと個人的には思ってます。



さて。

今回御紹介する防災頭巾カバーは

椅子の座面にクッションのように使用するタイプです。


学校によって様々らしいですが

コチラの地域はクッションタイプが主流なので

コチラのパターンしか考えていません。

背もたれに付けるタイプのカバーは未考案です。

御希望があれば考えますのでメッセージ下さいね^^







では、まずパターンと用意する物から参ります。

(画像は全て、クリックすると大きくなります)


パターンは全て縫い代込みになっています。

コチラのパターンで表地1枚、背面地1枚を裁断します。

ゴム付け位置などの印も忘れずに。



表地はクッションカバーの座面の表面に来るので

好きな素材&好きな柄を選んで下さい。

柄に向きがある時は面ファスナーの位置を参考に

気をつけて裁断して下さいね。


背面生地はある程度丈夫な生地をお使い下さい。

接着芯などは貼る必要が無いですが

頼りない生地だと、主に普段はクッションとして使用する為

生地の傷みが激しくなる恐れがあります。


かといって、地厚な生地にすると

縫いにくくなるので御注意下さい。



因みに私は

表地・・・オックスとローンのMIX

背面地・・・ストレッチデニム

を使ってます。






続いて座面の裏側のパターンです。

座る部分なので柔らかいクッション性のある生地にしています。

キルティングでOKです。


本来、座面生地はキルティング1枚でも充分なのですが

キルティング地は何度か使用するうちに

ミシンのステッチが解けて糸がピロピロしてきます。

座る部分なので、摩擦も大きい部分です。

なるべく摩擦の負荷が掛からないように裏地として使用し

座面の表地にくる生地は違う物にして重ねて使った方が

長持ちします。(キリッ!)


小学生にもなれば、椅子の大きさも数年変化ありませんので

(高さは変わっても座面の大きさは、さほど変わらない)

ここは長持ちするように、ひと手間かけましょう♪






続いて付属部品です。

持ち手は、自宅に持ち帰る際

ゴム部分を持つとゴムが傷んでしまうので

それを防止するために縫い付けますが

必ず必要と言う部分ではありません。


不要・必要 考えがそれぞれだと思うので

お好みで縫いつけて下さい。



平ゴムは上記の通り。

ゴムが伸びてビロビロしてきたら

真ん中でゴムを切り、端処理をして

アジャスト金具を付けるか

面ファスナーを縫いつければ、まだまだ使えます♪

そのため、ゴムを布で包んだりはしません。

ゴム交換なんてするなら、もう1度作った方が楽ですしね^^


その他に、縫付け用の面ファスナー10cm程度を

御用意下さい。





上段がAのパターン

下段がBのパターンとCのパターン


私は切り替えたのので、こんな感じです。

(キャラ生地高いんでwww)


裁断が出来たら、AとBの生地全て

端処理(ロックorジグザグミシン)を済ませて下さい。


お名前スペースを付けたり

ワッペンやレースなどデコレーションしたい人は

この時点で全て縫い付けて下さい。

後では出来なくなります^^;;






では早速縫い始めます☆



①座面背面用生地に平ゴムを縫いつける

合印を目安にミシンを掛けてます。

布端とゴム端を合わせて5ミリ位の所を縫います。


40cmの方が上

42cmの方が下 です。

ねじれない様に良く確認して下さいね^^


持ち手が必要な人も、ココで縫い付けます。







持ち手を付ける向きと

平ゴムを付ける向きが違うので

画像を良く確認して御注意下さい。






②座面用表地と座面用裏地を中裏(両方に表が見える状態)にして

 周囲を仮留めする







このように、3cmほど飛び出ます。







③背面生地と②で作った座面用生地を

 中表(内側に表面が来るように)して周囲を縫います。

中表にしたら、動かないように固定して

布端から1cmの所を、ぐるっと一周縫います。

黄色い線の部分です。




間口部分はズレ無いようにシッカリ固定しておくと良いです。

ここの部分が綺麗に揃うと

仕上がりが綺麗です。


ズレてしまっても、まぁ・・・見えない所なので気にしないで下さい(笑)




こんな風に、内側に表地が来る袋が出来上がります。





④取り出し間口を縫います

③で縫った縫い代を割り

出来上がり線で内側に折りマチを打ちます。




マチでも良いしクリップでもOK。

曲がらないように出来るだけシッカリと固定しましょう。



固定できたら、間口の際を端ミシンします。


縫い始めは、そのまま縫い始め

戻って来た時に返し縫いすると綺麗に仕上がります。


次に縫い代端処理側を縫います。

黄色の線の方向です。

持ち手を付ける人は持ち手の位置の手前で

ミシンの針を刺した状態のままで一旦止めて

持ち手を赤線方向に倒して

黄色い線の方向にミシンを進めます。

こんな感じです。


これを持ち手付け位置の4箇所分、同じようにして

縫って下さい。


これで間口が綺麗に縫い終わりました♪






⑤面ファスナーを縫い付ける

面ファスナーは2cm幅の物を10cm用意して下さい。


固い面と、柔らかい面がありますので

柔らかい側を座面背面側の生地に縫い付けます。

必ず、柔らかい面の方を座面の下になるように縫い付けてください。



固い方は表生地の裏面(キルティングの方)に

縫いつけ固定します。


この時、柔らかい方側より少しだけ小さく切り落としましょう。

両端を6~7ミリずつ切り落とすのが理想です。

切り落とすと8cm~9cm程度になりますので

それを上記の画像のように固定して

周囲を四角く縫いとめます。


どうしてか?と言いますと・・・



子供は完璧では無いので

結構適当に防災頭巾を仕舞います。

その時、面ファスナーがズレてしまっても

全く気にしない子は案外多いです。その時・・・

このように、面ファスナーの飛び出た部分が柔らかいと

足も痛くないし、衣類も傷めませんが


逆だと足は痛いし、衣類も引っかかって傷めます。



出来上がった時に

上辺に固い面、下辺に柔らかい面 が来るように

気をつけて縫いつけて下さい。





はい☆これにて完成ですヾ(@°▽°@)ノ





平ゴム、アイロンしないで縫ったから

折れ線つきまくりwwwスミマセン^^;;




持ち手は、持ち運ぶ時だけ出して

普段はこのように・・・

内側に入れ込んで面ファスナーを閉じれば




スッキリします。


持ち手無しバージョンも上記の状態になりますね^^






図面や解説文で解らない所がありましたら

お気軽に問い合わせ下さい。


それでは、頑張って製作してみてください♪

どたばたママちゃんでした☆(*^▽^*)