迷犬ルパン・シリーズ。元々三毛猫ホームズのパロディで、今回は当の三毛猫ホームズとの共演。オペラ公演の舞台上で毒矢を背に受け殺害された女優。(∪^ω^)わんわんお! (「・ω・)「にゃおー [??]
ルパン:雄犬
サファイア:雌犬, ルパンと仲良し
川澄ラン:女優, ルパンとサファイアの飼い主
川澄健:ランの弟
小暮美々子:健のガールフレンド
朝日正義:警視庁捜査一課の刑事, ランの家に下宿
根岸吾一:健の同級生
貝塚アユミ:同
ホームズ:三毛猫
片山義太郎:警視庁捜査一課の刑事, ホームズの飼い主
片山晴美:義太郎の妹
石津:目黒署の刑事
児島光枝:義太郎の叔母
花房毬絵:オペラ女優
花房洋一郎:演出家, 毬絵の夫
花房ミツ:洋一郎の前妻
ポー:毬絵の飼い猫
御薗高也:台本作家
皆川豊:演出助手
竹田:AD
坂口:照明係
本山:テレビ番組のプロデューサー
文月みちや:タレント兼作家
関:文月の担当マネージャー
服部透:音楽家
水上:刑事
雅子:<結城>の店員
滝沢:<結城>の常連客
恋多き主演女優・花房毬絵が公演中の舞台上で殺された。彼女の背中には毒矢。ほとんど即死と思われる。
観客もスタッフも毬絵の一挙手一投足を見ていたが、誰も矢が刺さる瞬間を目撃していない。しかし観客席正面を向いて倒れた毬絵の背中に矢が刺さっているのだから、犯人は彼女の背後、セットに開けられた小さな窓から矢を放ったと考えるのが自然である。
それを裏付けるように、セット裏には誰かがいたような痕跡があった。
※以下すべて反転表示。ネタバレ注意。
赤川次郎の三毛猫ホームズのパロディとして始まった、迷犬ルパン・シリーズが本家と共演。本家よりもドタバタ度が強く、設定の忠実再現度にも甘さがあるが、雰囲気は楽しめるw
しかし楽しめるのはその雰囲気だけで、ミステリ部分の内容は残念な出来。軽い読み物としては、この程度のものもありなんじゃないかとも思うけど、期待して読むようなものじゃない。
あ、でも文庫本で260ページほどだけど文字組が大きめで会話も多いのですぐに読み終わる…って、これは褒め言葉にはならないかw でも実際に僕は、いつの間にやらそれをありがたく感じるようになってしまいましたw 読んでる作品がつまんないとかそういうのじゃなくて、さっさと読み終えて、たくさんの作品を読みたい気持ちも強い。
閑話休題で本作は、被害者の背後に即死レベルの毒矢が刺さっていたので、警察はセットの裏に隠れていた人物(文月みちや)を犯人として追うというもの。当然ながら警察の最初の推測は間違っていますw
真相は意外なものであった。毬絵は正面を向いているときに倒れたが、実は矢を受けたのはその1~2分前。常人なら即死レベルの毒を受けた彼女だったが、超人的なプロ根性の精神力でそれに耐え、演技を続けたのだ(…)。
「彼女は並の人間じゃない。大勢の男を手玉にとったエネルギーだけでも普通とは言えん。(中略) 死んでもいい、このステージをまっとうしよう! そう覚悟したんじゃなかったか?」 「それならわかります!」
どうツッコんでいいかわからないよ…w
作中では被害者は即死と見ていいと書かれているし、その大前提で捜査も進められている。なのにこれはあまりにもな真相。犯人がセリに隠れていたという推測は、被害者の体の向きを理由に序盤であっさりと却下されている。それを最後にひっくり返すこと自体はいいのだが(実際そうであろうと読者の大半は予想しているはず)、さすがにこれはひどい。しょせんパロディと言えばそれまでなのだが。
「しょせんパロディ」と捉えて、深くツッコむべきではないのだろうが、とりあえず被害者が超人的な力によって、即死せずに演技を続けたというのは認めるとしよう。だが予測してたのならともかく、不意に背中に矢が刺さっても反射的な反応すらしないというのはどうだろう。何があろうとも決められた動きを続けるというのは、素晴らしい演技とも思えないが…。
捜査の進め方にもおかしな点が。他の人物のアリバイはチェックするのに、なぜか真犯人のアリバイについてだけは一切触れない。(だから、なおのこと読者には真犯人はバレバレ) 真相がわかってから、彼の行動については特に触れられなかった理由が、まるで読者向けの言い訳のように語られる。読者の目を逸らすなり、アリバイ・トリックなり、そこは作者もちょっとは工夫しようよと言いたい。
些細なことだがもう一つ。第二章に「のちに服部老人はくりかえし、その夜のことを人に語ったそうだ」という記述がある。そして第五章には「ぎりぎりで朝日の見舞いが間に合った」などの記述があり、老人は事件解決後、数日と保たずに亡くなっていると推測される。この二つの部分を合わせると、老人は朝日と過ごした時間についての話を、死の直前の数日間に何度も語ったのであろう。
であれば、「くりかえし、その夜のことを人に語った」のは確かに間違ってはいない。が、その表現がなんとなく座りが悪い。また、死の直前の短期間で、語り草になるほどその話を繰り返すだろうかという気もする。
地の文の一部に、登場人物でも“神”でもない、あまりにあからさまな作者自身の視座が透けて見えると、そこだけ妙に浮いているように思える。感覚的には、漫画の中にいきなり作者自身がキャラとして登場するみたいな? ギャグ漫画ならいいんだ、ギャグ漫画なら…w
[第一章 あらそいとめぐりあい 1] 迷犬ルパンと三毛猫ホームズの出会い。
[第一章 あらそいとめぐりあい 2] オペラ「生者と死者」公演中に主演女優・花房毬絵が死亡。背中に矢が刺さっている。殺人事件。
[第一章 あらそいとめぐりあい 3] <ワット電器>にて、大騒動。
[第一章 あらそいとめぐりあい 4] 毬絵は舞台の真ん中で正面を向いたときに倒れた。そのとき、彼女の真後ろにいたのは皆川、竹田。彼らに不審な動きはなかったと、坂口が証言。
[第二章 シラカバとプラタナス 1] 舞台には岩のハリボテ。そこには奈落に出入り可能なセリがある。もし誰かがそこから矢を放ったら、毬絵の背中ではなく脇腹に当たったはず。御薗は毬絵と大喧嘩しており、公演に立ち会わずに近くのホテルにいたと主張するが、それを立証できず。
[第二章 シラカバとプラタナス 2] 蓼科高原の別荘にて、朝日刑事、休暇中。服部と出会う。
[第二章 シラカバとプラタナス 3] 毬絵は既婚者だが、依然として恋多き女。その相手として御薗、皆川、本山、文月らの名前が挙がっている。その中で文月だけはどこかへ休暇に出かけており、行方不明。
[第二章 シラカバとプラタナス 4] 毬絵が死んだとき、本山は副調整室にいたというアリバイ主張しているが、それを確認できる者がいない。
[第二章 シラカバとプラタナス 5] 毬絵の背後には石段の絵が描かれており、大人が背伸びすれば届くくらいの位置に、開閉する小さな門があった。そこから毬絵の背中に矢を放つことは可能。その裏には、床に靴跡があり、手袋のものらしき毛糸が残り、タバコの吸い殻が落ちていた。文月の指紋も見つかり、タバコの吸い殻も彼のものである可能性が高い。
[第二章 シラカバとプラタナス 6] 蓼科の別荘にて。隣家の住人はまるで隠れ潜んでいるような様子。
[第三章 たくらみとおどろき 1] 毬絵を刺した矢にはトリカブト毒が塗られていた。その毒性の強さからして、毬絵はほぼ即死と見られる。死の寸前の毬絵は、ちょうど死神に誘われて生者から死者へと移行する場面であり、鬼気迫る表情を浮かべ、壮絶な歌を聴かせていた。本山はアリバイは証明できないが、彼なら殺人にもっと都合の良い場所に毬絵をおびき出すことも容易であり、さらに利き手の人差し指を負傷していたので正確に矢を投げることも困難ということで、犯人の可能性は低い。皆川が自宅から不審な脱出を図ったため、彼の容疑が濃厚になった。
[第三章 たくらみとおどろき 2] 蓼科の別荘にて。隣家の周囲に不審人物がうろついており、朝日が様子を見に行くと、その人物は車で立ち去った。朝日はその隣家の住人に警察への連絡を提案するが、相手はそれを断った。朝日はその隣人が文月であることに気づく。
[第三章 たくらみとおどろき 3] ホームズ一家、ルパン党、それぞれ蓼科へと向かう。
[第三章 たくらみとおどろき 4] アユミは「生者と死者」を録音していた。そのテープを服部が聴く。毬絵が死ぬ1分ほど前の部分に、音楽家の彼の耳にはセットが動いたような雑音が聞こえる。洋一郎の演出にしては、彼女の歌がストレートで単調すぎると指摘する。アユミたちは一旦服部と別れるが、服部がもう一度テープを聴きたいということで、アユミがそれを届けに行く。
[第三章 たくらみとおどろき 5] アユミと服部が姿を消す。服部の家の玄関の扉は開けっ放し。室内には口の付けられていないコーヒーカップが二つ。荒らされた跡はない。文月も姿を消していた。
[第四章 よろこびとくいちがい 1] ラン、文月を見つけ、彼を尾行し始める。
[第四章 よろこびとくいちがい 2] 文月、ランに気づき、彼女を連れ去る。
[第四章 よろこびとくいちがい 3] 皆川、アユミを人質に取り、服部から録音テープの隠し場所を訊き出そうとする。
[第四章 よろこびとくいちがい 4] 文月、毬絵からの手紙の指示で、彼女の演技を観るためにセット裏にいたと話す。そこには毬絵を自筆はなく、犯人による偽手紙の可能性が高い。文月は逃亡しているのではなく、犯人を追跡しているのだという。
[第四章 よろこびとくいちがい 5] 皆川の身柄を確保。
[第四章 よろこびとくいちがい 6] 毬絵は毒矢を受けてなおプロ根性で演技し続けていた。つまり矢が背中に刺さったのは、彼女が正面を向く以前。
[第五章 さよならとこんにちは 1] 毬絵をわざわざ舞台上で殺害した動機は未だに不明。
[第五章 さよならとこんにちは 2] 洋一郎と文月が接触。
[第五章 さよならとこんにちは 3] セット裏のほうに毬絵が背を向けたとき、既に彼女の背に矢が刺さっていたことを、そこにいた文月は見ていた。
[第五章 さよならとこんにちは 4] 水堀に落ちた文月、引き揚げられる。
[第五章 さよならとこんにちは 5] 服部、死亡。
ルパン:雄犬
サファイア:雌犬, ルパンと仲良し
川澄ラン:女優, ルパンとサファイアの飼い主
川澄健:ランの弟
小暮美々子:健のガールフレンド
朝日正義:警視庁捜査一課の刑事, ランの家に下宿
根岸吾一:健の同級生
貝塚アユミ:同
ホームズ:三毛猫
片山義太郎:警視庁捜査一課の刑事, ホームズの飼い主
片山晴美:義太郎の妹
石津:目黒署の刑事
児島光枝:義太郎の叔母
花房毬絵:オペラ女優
花房洋一郎:演出家, 毬絵の夫
花房ミツ:洋一郎の前妻
ポー:毬絵の飼い猫
御薗高也:台本作家
皆川豊:演出助手
竹田:AD
坂口:照明係
本山:テレビ番組のプロデューサー
文月みちや:タレント兼作家
関:文月の担当マネージャー
服部透:音楽家
水上:刑事
雅子:<結城>の店員
滝沢:<結城>の常連客
恋多き主演女優・花房毬絵が公演中の舞台上で殺された。彼女の背中には毒矢。ほとんど即死と思われる。
観客もスタッフも毬絵の一挙手一投足を見ていたが、誰も矢が刺さる瞬間を目撃していない。しかし観客席正面を向いて倒れた毬絵の背中に矢が刺さっているのだから、犯人は彼女の背後、セットに開けられた小さな窓から矢を放ったと考えるのが自然である。
それを裏付けるように、セット裏には誰かがいたような痕跡があった。
※以下すべて反転表示。ネタバレ注意。
赤川次郎の三毛猫ホームズのパロディとして始まった、迷犬ルパン・シリーズが本家と共演。本家よりもドタバタ度が強く、設定の忠実再現度にも甘さがあるが、雰囲気は楽しめるw
しかし楽しめるのはその雰囲気だけで、ミステリ部分の内容は残念な出来。軽い読み物としては、この程度のものもありなんじゃないかとも思うけど、期待して読むようなものじゃない。
あ、でも文庫本で260ページほどだけど文字組が大きめで会話も多いのですぐに読み終わる…って、これは褒め言葉にはならないかw でも実際に僕は、いつの間にやらそれをありがたく感じるようになってしまいましたw 読んでる作品がつまんないとかそういうのじゃなくて、さっさと読み終えて、たくさんの作品を読みたい気持ちも強い。
閑話休題で本作は、被害者の背後に即死レベルの毒矢が刺さっていたので、警察はセットの裏に隠れていた人物(文月みちや)を犯人として追うというもの。当然ながら警察の最初の推測は間違っていますw
真相は意外なものであった。毬絵は正面を向いているときに倒れたが、実は矢を受けたのはその1~2分前。常人なら即死レベルの毒を受けた彼女だったが、超人的なプロ根性の精神力でそれに耐え、演技を続けたのだ(…)。
「彼女は並の人間じゃない。大勢の男を手玉にとったエネルギーだけでも普通とは言えん。(中略) 死んでもいい、このステージをまっとうしよう! そう覚悟したんじゃなかったか?」 「それならわかります!」
どうツッコんでいいかわからないよ…w
作中では被害者は即死と見ていいと書かれているし、その大前提で捜査も進められている。なのにこれはあまりにもな真相。犯人がセリに隠れていたという推測は、被害者の体の向きを理由に序盤であっさりと却下されている。それを最後にひっくり返すこと自体はいいのだが(実際そうであろうと読者の大半は予想しているはず)、さすがにこれはひどい。しょせんパロディと言えばそれまでなのだが。
「しょせんパロディ」と捉えて、深くツッコむべきではないのだろうが、とりあえず被害者が超人的な力によって、即死せずに演技を続けたというのは認めるとしよう。だが予測してたのならともかく、不意に背中に矢が刺さっても反射的な反応すらしないというのはどうだろう。何があろうとも決められた動きを続けるというのは、素晴らしい演技とも思えないが…。
捜査の進め方にもおかしな点が。他の人物のアリバイはチェックするのに、なぜか真犯人のアリバイについてだけは一切触れない。(だから、なおのこと読者には真犯人はバレバレ) 真相がわかってから、彼の行動については特に触れられなかった理由が、まるで読者向けの言い訳のように語られる。読者の目を逸らすなり、アリバイ・トリックなり、そこは作者もちょっとは工夫しようよと言いたい。
些細なことだがもう一つ。第二章に「のちに服部老人はくりかえし、その夜のことを人に語ったそうだ」という記述がある。そして第五章には「ぎりぎりで朝日の見舞いが間に合った」などの記述があり、老人は事件解決後、数日と保たずに亡くなっていると推測される。この二つの部分を合わせると、老人は朝日と過ごした時間についての話を、死の直前の数日間に何度も語ったのであろう。
であれば、「くりかえし、その夜のことを人に語った」のは確かに間違ってはいない。が、その表現がなんとなく座りが悪い。また、死の直前の短期間で、語り草になるほどその話を繰り返すだろうかという気もする。
地の文の一部に、登場人物でも“神”でもない、あまりにあからさまな作者自身の視座が透けて見えると、そこだけ妙に浮いているように思える。感覚的には、漫画の中にいきなり作者自身がキャラとして登場するみたいな? ギャグ漫画ならいいんだ、ギャグ漫画なら…w
[第一章 あらそいとめぐりあい 1] 迷犬ルパンと三毛猫ホームズの出会い。
[第一章 あらそいとめぐりあい 2] オペラ「生者と死者」公演中に主演女優・花房毬絵が死亡。背中に矢が刺さっている。殺人事件。
[第一章 あらそいとめぐりあい 3] <ワット電器>にて、大騒動。
[第一章 あらそいとめぐりあい 4] 毬絵は舞台の真ん中で正面を向いたときに倒れた。そのとき、彼女の真後ろにいたのは皆川、竹田。彼らに不審な動きはなかったと、坂口が証言。
[第二章 シラカバとプラタナス 1] 舞台には岩のハリボテ。そこには奈落に出入り可能なセリがある。もし誰かがそこから矢を放ったら、毬絵の背中ではなく脇腹に当たったはず。御薗は毬絵と大喧嘩しており、公演に立ち会わずに近くのホテルにいたと主張するが、それを立証できず。
[第二章 シラカバとプラタナス 2] 蓼科高原の別荘にて、朝日刑事、休暇中。服部と出会う。
[第二章 シラカバとプラタナス 3] 毬絵は既婚者だが、依然として恋多き女。その相手として御薗、皆川、本山、文月らの名前が挙がっている。その中で文月だけはどこかへ休暇に出かけており、行方不明。
[第二章 シラカバとプラタナス 4] 毬絵が死んだとき、本山は副調整室にいたというアリバイ主張しているが、それを確認できる者がいない。
[第二章 シラカバとプラタナス 5] 毬絵の背後には石段の絵が描かれており、大人が背伸びすれば届くくらいの位置に、開閉する小さな門があった。そこから毬絵の背中に矢を放つことは可能。その裏には、床に靴跡があり、手袋のものらしき毛糸が残り、タバコの吸い殻が落ちていた。文月の指紋も見つかり、タバコの吸い殻も彼のものである可能性が高い。
[第二章 シラカバとプラタナス 6] 蓼科の別荘にて。隣家の住人はまるで隠れ潜んでいるような様子。
[第三章 たくらみとおどろき 1] 毬絵を刺した矢にはトリカブト毒が塗られていた。その毒性の強さからして、毬絵はほぼ即死と見られる。死の寸前の毬絵は、ちょうど死神に誘われて生者から死者へと移行する場面であり、鬼気迫る表情を浮かべ、壮絶な歌を聴かせていた。本山はアリバイは証明できないが、彼なら殺人にもっと都合の良い場所に毬絵をおびき出すことも容易であり、さらに利き手の人差し指を負傷していたので正確に矢を投げることも困難ということで、犯人の可能性は低い。皆川が自宅から不審な脱出を図ったため、彼の容疑が濃厚になった。
[第三章 たくらみとおどろき 2] 蓼科の別荘にて。隣家の周囲に不審人物がうろついており、朝日が様子を見に行くと、その人物は車で立ち去った。朝日はその隣家の住人に警察への連絡を提案するが、相手はそれを断った。朝日はその隣人が文月であることに気づく。
[第三章 たくらみとおどろき 3] ホームズ一家、ルパン党、それぞれ蓼科へと向かう。
[第三章 たくらみとおどろき 4] アユミは「生者と死者」を録音していた。そのテープを服部が聴く。毬絵が死ぬ1分ほど前の部分に、音楽家の彼の耳にはセットが動いたような雑音が聞こえる。洋一郎の演出にしては、彼女の歌がストレートで単調すぎると指摘する。アユミたちは一旦服部と別れるが、服部がもう一度テープを聴きたいということで、アユミがそれを届けに行く。
[第三章 たくらみとおどろき 5] アユミと服部が姿を消す。服部の家の玄関の扉は開けっ放し。室内には口の付けられていないコーヒーカップが二つ。荒らされた跡はない。文月も姿を消していた。
[第四章 よろこびとくいちがい 1] ラン、文月を見つけ、彼を尾行し始める。
[第四章 よろこびとくいちがい 2] 文月、ランに気づき、彼女を連れ去る。
[第四章 よろこびとくいちがい 3] 皆川、アユミを人質に取り、服部から録音テープの隠し場所を訊き出そうとする。
[第四章 よろこびとくいちがい 4] 文月、毬絵からの手紙の指示で、彼女の演技を観るためにセット裏にいたと話す。そこには毬絵を自筆はなく、犯人による偽手紙の可能性が高い。文月は逃亡しているのではなく、犯人を追跡しているのだという。
[第四章 よろこびとくいちがい 5] 皆川の身柄を確保。
[第四章 よろこびとくいちがい 6] 毬絵は毒矢を受けてなおプロ根性で演技し続けていた。つまり矢が背中に刺さったのは、彼女が正面を向く以前。
[第五章 さよならとこんにちは 1] 毬絵をわざわざ舞台上で殺害した動機は未だに不明。
[第五章 さよならとこんにちは 2] 洋一郎と文月が接触。
[第五章 さよならとこんにちは 3] セット裏のほうに毬絵が背を向けたとき、既に彼女の背に矢が刺さっていたことを、そこにいた文月は見ていた。
[第五章 さよならとこんにちは 4] 水堀に落ちた文月、引き揚げられる。
[第五章 さよならとこんにちは 5] 服部、死亡。