メグ・ラングスロー・シリーズの第1作。大騒動の結婚式とその準備。ドタバタ劇。(「・ω・)「にゃおー [?]
メグ・ホリングワース・ラングスロー:花嫁付き添い人, 鍛冶職人
マーガレット:メグの母
ドクター・ラングスロー:メグの父
ロブ:メグの弟
パム:メグの姉
エリック:パムの子
ナタリー:同
ジェイク・ウェンデル:マーガレットの婚約者
ジェイン・グローヴァー:ジェイクの義妹
ミセス・フェニマン:マーガレットの友人
サマンサ・ブルースター:ロブの婚約者
アイリーン・ドンリーヴィー:メグの親友
スティーヴン:アイリーンの婚約者
バリー:スティーヴンの弟
スコッティ:メグの幼馴染み
マイクル・ウォーターストン:仕立屋“ビ・スティッチト”の息子
メグ・ラングスローは大忙し。親友のぶんだけでも大変なのに、弟も母もが結婚式を挙げることになり、すべての結婚式の付き添い人を務めることになったから。しかも、その三組それぞれの女性陣は皆、競い合うようにして自分の結婚式についての仕事をメグに依頼してくる。親友・アイリーン、弟・ロブの婚約者であるサマンサ、母・マーガレット。その誰もが、メグの時間を他の者に使わせないために、次々と予定を変更し、彼女のための新たな仕事を作り出す。それがいかに馬鹿げたアイデアであるかと説得し、断念させるために、メグはまた多くの時間を費やす羽目になるのだった。
たとえばそんな馬鹿げたアイデアの中には、結婚式に孔雀を参列させるというものもあったが、これを断念させることには失敗した。結婚式はもう間近に迫ってくる。仕事の量からすれば、メグにとっては結婚式までの日数はいくらでも欲しいところだが、もしその日がまだまだ遠い先のものだとしたら、さらに仕事は膨大に増えてしまうことも、彼女は充分に理解していた。
マーガレットの婚約者はジェイク・ウェンデル。彼の死別した妻には妹が居る。そのジェイン・グローヴァーが、ラングスロー邸の裏の崖下で死んでいた。頭に何か強い一撃を受けたことが致命傷となっており、崖からの転落事故死という可能性もないではなかったが、どちらかと言えば他殺、しかも別の場所での殺害後にこの場所まで運ばれたという見方のほうが妥当のようだった。彼女は至るところで他人の恨みを買うのが趣味のような人物だったので、誰もが犯人であり得た。
一応は関係者のアリバイが調べられたが、強固なアリバイを持っている者はほとんど居なかった。このような小さな町では、顔見知りによる犯行が多いため、まず有力な容疑者となるべきは彼女の義兄・ジェイクだったが、彼がマーガレットとともに車で出掛け、一日中忙しく走り回っていたことが幸いした。
ジェインの死は必ずしも他殺と断定されたわけではなかったが、メグの父・ドクター・ラングスローはそれを確信し、まるで探偵になったかのように調べ回っていた。そんな最中に、ラングスロー家で停電が発生し、ヒューズボックスを調べた電気屋・ミスター・プライスが感電して、危うく命を落としかける。ヒューズボックスには何らかの仕掛けが施されていた疑いがあり、本来ならば、それに触れるのはドクター・ラングスローの可能性が高かった。
その後、メグに爆弾入りの贈り物が届けられ、パーティーでは料理に毒が入れられる。そして次にドクター・ラングスロー愛用の芝刈り機に乗っていたスコッティは、突然コントロールを失い、崖下へと転落死する。その二日前に、スコッティは奇妙なものを見たとメグに仄めかしていた。
そしてまた数日後には、ドクター・ラングスローの運転する車のブレーキが効かなくなったり、メグはナイフ・トラップを仕掛けられたりする。ジェインの死について調べるドクター・ラングスローや、メグを殺そうと、何者かが企んでいることはもはや明らかなように思われた。おそらく、ジェインを殺害した犯人が…。
※以下すべて反転表示。ネタバレ注意。
次々と事件が起きるが、登場人物の多くはそれを大して意に介すこともなく、淡々と(騒乱を伴って)、結婚式の準備に邁進し、作者の筆の大半はそれに費やされる。ミステリ部分は物凄くスカスカですw
事件は解決しても、メグがなぜ狙われたのかすら作中では説明されないなど、かろうじて書かれた謎解き関係の部分すらも薄っぺら。何かを目撃したことを仄めかしていたスコッティが、何を目撃したのかも結局不明なまま。彼の死は果たして犯人の狙いどおりなのか、誤殺なのかすら判明しない。題名にも使われた孔雀も、夜中の侵入者を警戒して騒いだらしいという程度の扱いで、結局何の役目も与えられない。作中に描かれる奇抜なものは、ミステリではないドタバタ劇のためにしかすぎない。
ドクター・ラングスローのハッタリに犯人は引っ掛からなかったが、うっかりちょっとした失言をし、それに気づいたメグが、それとは無関係に突如真相をひらめくという、お粗末な結末。犯人の用いたトリックは、動けない状態にしたジェインをトランクルームに連れ込んでおき、その後アリバイ作りのために一緒に出掛けた相手がそんな狭苦しい所には行かないことを見越して、自分だけがトランクルームに入って殺害し、死体を車に積み込み、崖下へと運んだというもの。この説明を書くことすらつまらん、トリックと呼ぶことすら躊躇うほどつまらんものだw そもそも作中でアリバイのことなんてほとんど触れられてないから、それを解明したと言われても、「はぁ、そうですか」と、まったく響かない。予めしっかりとそれを謎として提示してくれないと、トリックに効果なんてないよ。急に「あれは実は●●でした!」と言われても、「あれって何のこと?」「ほら、こないだ変なことがあったって言ったじゃない」「そんなことあったっけ?」では、驚愕の結末なんて生まれないでしょ。
本作はアガサ賞受賞作となっているが、このアガサ賞受賞作というのは、ほとんどロクなものがないというのが僕の印象w なぜこんなのにアガサ・クリスティーの名が冠されるのかというものばかり。それはこの賞に限ったものじゃなく、大作家の名を冠した賞はほとんどそうなんだろうけど。
メグ・ホリングワース・ラングスロー:花嫁付き添い人, 鍛冶職人
マーガレット:メグの母
ドクター・ラングスロー:メグの父
ロブ:メグの弟
パム:メグの姉
エリック:パムの子
ナタリー:同
ジェイク・ウェンデル:マーガレットの婚約者
ジェイン・グローヴァー:ジェイクの義妹
ミセス・フェニマン:マーガレットの友人
サマンサ・ブルースター:ロブの婚約者
アイリーン・ドンリーヴィー:メグの親友
スティーヴン:アイリーンの婚約者
バリー:スティーヴンの弟
スコッティ:メグの幼馴染み
マイクル・ウォーターストン:仕立屋“ビ・スティッチト”の息子
メグ・ラングスローは大忙し。親友のぶんだけでも大変なのに、弟も母もが結婚式を挙げることになり、すべての結婚式の付き添い人を務めることになったから。しかも、その三組それぞれの女性陣は皆、競い合うようにして自分の結婚式についての仕事をメグに依頼してくる。親友・アイリーン、弟・ロブの婚約者であるサマンサ、母・マーガレット。その誰もが、メグの時間を他の者に使わせないために、次々と予定を変更し、彼女のための新たな仕事を作り出す。それがいかに馬鹿げたアイデアであるかと説得し、断念させるために、メグはまた多くの時間を費やす羽目になるのだった。
たとえばそんな馬鹿げたアイデアの中には、結婚式に孔雀を参列させるというものもあったが、これを断念させることには失敗した。結婚式はもう間近に迫ってくる。仕事の量からすれば、メグにとっては結婚式までの日数はいくらでも欲しいところだが、もしその日がまだまだ遠い先のものだとしたら、さらに仕事は膨大に増えてしまうことも、彼女は充分に理解していた。
マーガレットの婚約者はジェイク・ウェンデル。彼の死別した妻には妹が居る。そのジェイン・グローヴァーが、ラングスロー邸の裏の崖下で死んでいた。頭に何か強い一撃を受けたことが致命傷となっており、崖からの転落事故死という可能性もないではなかったが、どちらかと言えば他殺、しかも別の場所での殺害後にこの場所まで運ばれたという見方のほうが妥当のようだった。彼女は至るところで他人の恨みを買うのが趣味のような人物だったので、誰もが犯人であり得た。
一応は関係者のアリバイが調べられたが、強固なアリバイを持っている者はほとんど居なかった。このような小さな町では、顔見知りによる犯行が多いため、まず有力な容疑者となるべきは彼女の義兄・ジェイクだったが、彼がマーガレットとともに車で出掛け、一日中忙しく走り回っていたことが幸いした。
ジェインの死は必ずしも他殺と断定されたわけではなかったが、メグの父・ドクター・ラングスローはそれを確信し、まるで探偵になったかのように調べ回っていた。そんな最中に、ラングスロー家で停電が発生し、ヒューズボックスを調べた電気屋・ミスター・プライスが感電して、危うく命を落としかける。ヒューズボックスには何らかの仕掛けが施されていた疑いがあり、本来ならば、それに触れるのはドクター・ラングスローの可能性が高かった。
その後、メグに爆弾入りの贈り物が届けられ、パーティーでは料理に毒が入れられる。そして次にドクター・ラングスロー愛用の芝刈り機に乗っていたスコッティは、突然コントロールを失い、崖下へと転落死する。その二日前に、スコッティは奇妙なものを見たとメグに仄めかしていた。
そしてまた数日後には、ドクター・ラングスローの運転する車のブレーキが効かなくなったり、メグはナイフ・トラップを仕掛けられたりする。ジェインの死について調べるドクター・ラングスローや、メグを殺そうと、何者かが企んでいることはもはや明らかなように思われた。おそらく、ジェインを殺害した犯人が…。
※以下すべて反転表示。ネタバレ注意。
次々と事件が起きるが、登場人物の多くはそれを大して意に介すこともなく、淡々と(騒乱を伴って)、結婚式の準備に邁進し、作者の筆の大半はそれに費やされる。ミステリ部分は物凄くスカスカですw
事件は解決しても、メグがなぜ狙われたのかすら作中では説明されないなど、かろうじて書かれた謎解き関係の部分すらも薄っぺら。何かを目撃したことを仄めかしていたスコッティが、何を目撃したのかも結局不明なまま。彼の死は果たして犯人の狙いどおりなのか、誤殺なのかすら判明しない。題名にも使われた孔雀も、夜中の侵入者を警戒して騒いだらしいという程度の扱いで、結局何の役目も与えられない。作中に描かれる奇抜なものは、ミステリではないドタバタ劇のためにしかすぎない。
ドクター・ラングスローのハッタリに犯人は引っ掛からなかったが、うっかりちょっとした失言をし、それに気づいたメグが、それとは無関係に突如真相をひらめくという、お粗末な結末。犯人の用いたトリックは、動けない状態にしたジェインをトランクルームに連れ込んでおき、その後アリバイ作りのために一緒に出掛けた相手がそんな狭苦しい所には行かないことを見越して、自分だけがトランクルームに入って殺害し、死体を車に積み込み、崖下へと運んだというもの。この説明を書くことすらつまらん、トリックと呼ぶことすら躊躇うほどつまらんものだw そもそも作中でアリバイのことなんてほとんど触れられてないから、それを解明したと言われても、「はぁ、そうですか」と、まったく響かない。予めしっかりとそれを謎として提示してくれないと、トリックに効果なんてないよ。急に「あれは実は●●でした!」と言われても、「あれって何のこと?」「ほら、こないだ変なことがあったって言ったじゃない」「そんなことあったっけ?」では、驚愕の結末なんて生まれないでしょ。
本作はアガサ賞受賞作となっているが、このアガサ賞受賞作というのは、ほとんどロクなものがないというのが僕の印象w なぜこんなのにアガサ・クリスティーの名が冠されるのかというものばかり。それはこの賞に限ったものじゃなく、大作家の名を冠した賞はほとんどそうなんだろうけど。