密室での死。茶会での死。仲間の死を巡る苦悩。[???]
加賀、沙都子、波香、藤堂、祥子、若生、華枝。T大四年の友人グループだったが、祥子が何の前触れもなく、施錠された自室で自殺する。それを信じられない加賀は、たとえそれが望まざる結論になろうとも、納得できる答えを得ようと、殺害された可能性も含めて調べ始める。
祥子の住むアパートには正面口と裏口があり、正面には管理人が常に目を光らせており、裏口は普段は施錠されている。しかし裏口の鍵は内側からなら簡単に鍵の開け閉めができる。そして各部屋の出入り口の扉は、内側のボタンを押して閉めれば施錠されるものなので、アパート内部の者、あるいは内部に協力者が居る者なら、祥子を殺害し、部屋を施錠し、立ち去ること自体は容易である。
そしてまた仲間の一人を失った。波香が服毒して死んだ。「雪月花ゲーム」という、友人グループと南沢先生による茶会の最中にである。これも自殺というのもあり得ることではあるが、もしそうだとしても、なぜこんな場で…?
※以下すべて反転表示。ネタバレ注意。
雪月花ゲーム(皆で札を取って、「花」が立てた茶を、「月」が飲み、「雪」は菓子を食べる)を利用したトリックは凝っている。その手順を文章で簡単に説明するのは困難なので、ここに記すのは省略するが、要は波香が若生か華枝のどちらかに毒を盛るトリックで、これには藤堂が共犯として関わっていて、波香が「月」、藤堂が「花」、若生が「雪」を引くように操作するもの。その「雪」の札に毒が塗られているというのが波香の計画なのだが、それを利用した藤堂が波香に毒を盛った。
凝った割には、それでも2分の1の確率で中止せざるを得ないという、そのトリックのコスパについてはさておく。しかし結局は藤堂は茶杓に毒を仕込むという単純な方法で標的を殺害しているわけで、つまりこの程度の確率で特定の相手に服毒させるだけなら、こんな凝ったトリックは不要で、藤堂か波香が「花」、若生か華枝が「月」という条件が揃った際に茶杓をすり替えるだけで充分なのではなかろうか。彼らは札すり替えのトリックのために、かなりの手間とリスクを背負っているが、それよりは遥かに単純だし、簡単な方法だ。藤堂が思いついたそのアイデアを波香は思いつかなかった…なんて説明も可能だが。
まあ、そもそも論で言えば、こんな複雑な手順を踏んでなお自らを容疑の圏外に置くことすらできぬのに、なぜわざわざこんな状況を決行の場に選ぶのか、もっとマシなチャンスはなかったのかとw
毒の付いた札とすり替えるってのも、あるいは難があるのではと、ちょっと引っ掛かる。すり替えること自体はいいとして、毒の付いた札をどのような状態で所持してるのだろうか。こっそりと素早くすり替える必要があるのだから、しっかりと梱包しておくとは考えづらい。そうなると、自身の衣類や手に毒が付着して、警察に身体検査された際にマズいことになる可能性が高いのでは。
事件の解決後、最後にどんでん返しを予感させつつ、それがなかったのは残念w
加賀、沙都子、波香、藤堂、祥子、若生、華枝。T大四年の友人グループだったが、祥子が何の前触れもなく、施錠された自室で自殺する。それを信じられない加賀は、たとえそれが望まざる結論になろうとも、納得できる答えを得ようと、殺害された可能性も含めて調べ始める。
祥子の住むアパートには正面口と裏口があり、正面には管理人が常に目を光らせており、裏口は普段は施錠されている。しかし裏口の鍵は内側からなら簡単に鍵の開け閉めができる。そして各部屋の出入り口の扉は、内側のボタンを押して閉めれば施錠されるものなので、アパート内部の者、あるいは内部に協力者が居る者なら、祥子を殺害し、部屋を施錠し、立ち去ること自体は容易である。
そしてまた仲間の一人を失った。波香が服毒して死んだ。「雪月花ゲーム」という、友人グループと南沢先生による茶会の最中にである。これも自殺というのもあり得ることではあるが、もしそうだとしても、なぜこんな場で…?
※以下すべて反転表示。ネタバレ注意。
雪月花ゲーム(皆で札を取って、「花」が立てた茶を、「月」が飲み、「雪」は菓子を食べる)を利用したトリックは凝っている。その手順を文章で簡単に説明するのは困難なので、ここに記すのは省略するが、要は波香が若生か華枝のどちらかに毒を盛るトリックで、これには藤堂が共犯として関わっていて、波香が「月」、藤堂が「花」、若生が「雪」を引くように操作するもの。その「雪」の札に毒が塗られているというのが波香の計画なのだが、それを利用した藤堂が波香に毒を盛った。
凝った割には、それでも2分の1の確率で中止せざるを得ないという、そのトリックのコスパについてはさておく。しかし結局は藤堂は茶杓に毒を仕込むという単純な方法で標的を殺害しているわけで、つまりこの程度の確率で特定の相手に服毒させるだけなら、こんな凝ったトリックは不要で、藤堂か波香が「花」、若生か華枝が「月」という条件が揃った際に茶杓をすり替えるだけで充分なのではなかろうか。彼らは札すり替えのトリックのために、かなりの手間とリスクを背負っているが、それよりは遥かに単純だし、簡単な方法だ。藤堂が思いついたそのアイデアを波香は思いつかなかった…なんて説明も可能だが。
まあ、そもそも論で言えば、こんな複雑な手順を踏んでなお自らを容疑の圏外に置くことすらできぬのに、なぜわざわざこんな状況を決行の場に選ぶのか、もっとマシなチャンスはなかったのかとw
毒の付いた札とすり替えるってのも、あるいは難があるのではと、ちょっと引っ掛かる。すり替えること自体はいいとして、毒の付いた札をどのような状態で所持してるのだろうか。こっそりと素早くすり替える必要があるのだから、しっかりと梱包しておくとは考えづらい。そうなると、自身の衣類や手に毒が付着して、警察に身体検査された際にマズいことになる可能性が高いのでは。
事件の解決後、最後にどんでん返しを予感させつつ、それがなかったのは残念w