作家アリスシリーズ。密室ミステリで知られる作家が、自宅の密室で殺される。[???]
火村英生:臨床犯罪学者
有栖川有栖:火村の友人, 推理作家, “私”
真壁聖一:推理作家
真壁佐智子:聖一の妹
真壁真帆:佐智子の娘
桧垣光司:同居人
高橋風子:推理作家
石町慶太:推理作家
杉井陽二:編集者
船沢辰彦:編集者
安永彩子:編集者
鵜飼:群馬県警警視
大崎:北軽井沢署警部
※以下すべて反転表示。ネタバレ注意。
密室物の大家・真壁聖一宅でクリスマスパーティーが催される。そして夜も老けて、招待客が部屋へと引き上げてみると、それぞれに奇妙な悪戯が仕掛けられていた。ある部屋の前からは石灰が絨毯のように敷き詰められ、別の部屋の窓にはスプレーでハートマークが描かれ、また別の部屋にはワインが注ぎ込まれた靴が置かれ、そして…と、共通点としてはどれも"白"にちなんでいるようだ。悪戯は誰の仕業なのかは不明だったが、とりあえず皆は自室に引き上げた。
有栖川有栖はふと、目を覚ました。窓から外を眺めると、積もった雪の上に足跡がこの家の裏口へと続いていた。まさか泥棒かと、部屋を出た。何やら物音を聞き、書斎を覗いてみた。中に見えたのは、暖炉に上半身を突っ込み倒れている男の姿。その瞬間、有栖川は頭に強い衝撃を受け、気を失った。
15分ほどして、有栖川は石町慶太に揺り起こされた。二人で書斎へと向かうが、掛金が下りており、扉が開かない。中に犯人でも居るのかと、加勢を呼ぶために、階段を昇る。下りてきた石町の足跡を、その上から踏んだような跡があることに気づいた。
眠っていた火村英生を起こし、外へと回り、窓から書斎内を覗けば、やはり上半身を暖炉に突っ込み、倒れた男。ほかに人影は見当たらない。窓を破って侵入すると、そこには焼け焦げた、ここの招待客ではない人物の死体があるのみだった。
家の主である真壁がどうしても見当たらない。捜してないのは書庫である地下室だけかと行ってみれば、こちらも掛金が下りているらしい。ぶち破ってみれば、そこにあるのは書斎と同じ光景。上半身を暖炉に突っ込み、焼け焦げた死体。真壁だった。
「ディクスン・カーとエラリー・クイーンの混血児を創りだそうとした」という作者のことばにも納得。確かにそんな雰囲気もある。足跡の手掛かりなんて、いかにもクイーンっぽい。
伏線の張り方は素直で、風子が石町と彩子との関係をほのめかした場面や、誤変換エピソードといった、「おや?」と思うところは、「やはり」だ。
事件が発覚して以降は、捜査側以外の人物がまったく存在感をなくしてしまう。そのせいで、真相解明は唐突な感もあり、まるで犯人がいきなり登場したような印象を受ける。
家の見取り図が欲しいところ。一読では、トリックがいまいちピンと来なかったw
結局、犯人の偽装工作はまったく破綻しちゃってるんだよなぁ。主人公の力なくしても、遅かれ早かれ、犯行は暴かれたんじゃないかという気もするw
火村英生:臨床犯罪学者
有栖川有栖:火村の友人, 推理作家, “私”
真壁聖一:推理作家
真壁佐智子:聖一の妹
真壁真帆:佐智子の娘
桧垣光司:同居人
高橋風子:推理作家
石町慶太:推理作家
杉井陽二:編集者
船沢辰彦:編集者
安永彩子:編集者
鵜飼:群馬県警警視
大崎:北軽井沢署警部
※以下すべて反転表示。ネタバレ注意。
密室物の大家・真壁聖一宅でクリスマスパーティーが催される。そして夜も老けて、招待客が部屋へと引き上げてみると、それぞれに奇妙な悪戯が仕掛けられていた。ある部屋の前からは石灰が絨毯のように敷き詰められ、別の部屋の窓にはスプレーでハートマークが描かれ、また別の部屋にはワインが注ぎ込まれた靴が置かれ、そして…と、共通点としてはどれも"白"にちなんでいるようだ。悪戯は誰の仕業なのかは不明だったが、とりあえず皆は自室に引き上げた。
有栖川有栖はふと、目を覚ました。窓から外を眺めると、積もった雪の上に足跡がこの家の裏口へと続いていた。まさか泥棒かと、部屋を出た。何やら物音を聞き、書斎を覗いてみた。中に見えたのは、暖炉に上半身を突っ込み倒れている男の姿。その瞬間、有栖川は頭に強い衝撃を受け、気を失った。
15分ほどして、有栖川は石町慶太に揺り起こされた。二人で書斎へと向かうが、掛金が下りており、扉が開かない。中に犯人でも居るのかと、加勢を呼ぶために、階段を昇る。下りてきた石町の足跡を、その上から踏んだような跡があることに気づいた。
眠っていた火村英生を起こし、外へと回り、窓から書斎内を覗けば、やはり上半身を暖炉に突っ込み、倒れた男。ほかに人影は見当たらない。窓を破って侵入すると、そこには焼け焦げた、ここの招待客ではない人物の死体があるのみだった。
家の主である真壁がどうしても見当たらない。捜してないのは書庫である地下室だけかと行ってみれば、こちらも掛金が下りているらしい。ぶち破ってみれば、そこにあるのは書斎と同じ光景。上半身を暖炉に突っ込み、焼け焦げた死体。真壁だった。
「ディクスン・カーとエラリー・クイーンの混血児を創りだそうとした」という作者のことばにも納得。確かにそんな雰囲気もある。足跡の手掛かりなんて、いかにもクイーンっぽい。
伏線の張り方は素直で、風子が石町と彩子との関係をほのめかした場面や、誤変換エピソードといった、「おや?」と思うところは、「やはり」だ。
事件が発覚して以降は、捜査側以外の人物がまったく存在感をなくしてしまう。そのせいで、真相解明は唐突な感もあり、まるで犯人がいきなり登場したような印象を受ける。
家の見取り図が欲しいところ。一読では、トリックがいまいちピンと来なかったw
結局、犯人の偽装工作はまったく破綻しちゃってるんだよなぁ。主人公の力なくしても、遅かれ早かれ、犯行は暴かれたんじゃないかという気もするw