関大生、天神橋筋商店街で葛城市をPR-プリン販売で義援金も
天神橋筋商店街内「関西大学リサーチアトリエ」(大阪市北区天神橋3、
TEL 06-6940-4340)と「天三おかげ館」(同、TEL 06-6352-6164)で3月19日・20日、
奈良県葛城市の魅力をPRする「関大STEP×蓮花 花娘応援プロジェクト」を行う。
同プロジェクトは、関西大学と葛城市の連携協力に関する協定締結に向け
た先駆けイベントとして企画。4月から関西大学社会的信頼システム創生センター
(Kandai-STEP)長・与謝野有紀教授のゼミに所属予定の学生らが学生主体で
地域振興事業を組み立てていくもので、地域で学びながらデータ収集と実践的研究を行う。
同企画では、社会学部2年生の学生5人と葛城市のマスコットキャラクターで
天満天神花娘に憧れる「蓮花(れんか)ちゃん」によりプロジェクトチーム
「KKR87」(Kandai-STEP Katsuragi Renka 花の略)が作られ、葛城市商工観光課の
西川好彦さんの指導を受けながら企画立案した。
同企画では今月8日~18日、蓮花ちゃんが同大に通い、学内での広報企画に参加。
学生と一緒に企画を考える会議に出席したり、学生食堂で「トリタマ丼」を食べたり、
イベントに向けダンスの練習を行ったりする様子をブログで報告している。
19日・20日の両日は、「関西大学リサーチアトリエ」で展示・実演、「天三おかげ館」
で展示・物販を行う。リサーチアトリエでは、緑豊かな街をアピールする点から
インドアグリーンでスペース内を装飾し、葛城市産の牛乳を使ったバターづくり体験や
蓮花ちゃんとの記念撮影を開く。
おかげ館では、当麻名物「中将餅」(800円)や、梅乃宿酒造で利用した梅を使った
無添加梅ジャム(500円)などの特産品や、学生らが考案したスイーツを販売。
「葛城市はくだものや農作物が豊富。梅やイチジクのジャムがあることを知り、
それを使ってスイーツを作れないかと考えた」(宮脇貴久さん)といい、市内の
スイーツ店の協力で梅ジャムを使ったプリンを作った。
販売価格は決めず、「納得する価格を義援金募金箱に募金してもらいたい」と話す。
その他の商品についても売り上げの一部を義援金として寄付するほか募金も行い、
葛城市社会福祉協議会を通じて寄付するという。
宮脇さんは「蓮花ちゃんは全国的にも人気のキャラなので、今回の企画を通して
少しでも被災地の応援ができれば」と話す。