全関西クラシカル~何度転ぼうとも~
こんにちは、xc1年の西岡快成です。
今回は3月2日に行われたクラシカル競技(男子10キロ女子5キロ)についてのブログとなります。
⚫️まずリザルトといきましょう。
⚫️次に出場者たちの、完走した感想です。
男子
安野喬雄(3)
スタート前にトラブルがあり、万全のスタートが切れなかった。最初にライバルに追い付かれてしまったのが辛かった。次回は、スタート前から試合が始まっているという気持ちで臨みたい。
小林勇斗(3)
当日ブーツ壊れたりしたハプニングありましたが、しっかりグリップを合わせいい結果を出すことができました。やっぱりグリップを合わせ、ダイアゴナルで板に大きく乗り込むことが大事だと気づいた一戦でした。
安田翔太(3)
服部さんからアドバイスを頂き、新しいダイアゴナルの感覚を得て動きが良くなり、自信を持って挑んだ試合だった。
グリップ選択では試合前はボックスで何を塗っても止まるという状況だったが、時間が経過して試合直前になると、ゼロの方がいいかも?という具合になり自分なりに試合状況を想定して悩んだ結果ゼロを履いた。
しかし、その選択は間違いであり、試合中全ての坂で開脚ダッシュをしなければ止まらない(カッター外のスタンプですら止まらない)という最悪の状況となった。
結果は散々だったけれど、開脚も少しは上手くなったかなあと思いつつ来年に向けてクラシカルもしっかり仕上げていきたい。新しく学んだダイアゴナルのお披露目は一年後である。
下野開(2)
後ろが小林さんだったので、なるべく最初は飛ばして追い抜かれないように意識したが、1週目の登りの1番上の所付近で抜かされた
グリップが想像以上に合わず、最初の段階で詰まってそれからというもの全くグリップがはまらなかった
原因としては重ね塗りのしすぎかと思われる
だいぶ厚く塗ったため板が多少反っている状態でもグリップが雪面に接触しやすくなっており、最初の段階で詰まった
その後走り続ける事で1番上の層が取れていき下の層のグリップが出てき始め、雪温および気温の上昇もあり、グリップで止めることがほぼ不可能になったと考えられる
今回のような事が今後の試合でないように努めたい
また、クラシカル板での下りにあまり慣れていないのでそこも課題であると思う
大野隼輔(2)
まず、準備不足でスタートが遅れてしまい、そこが一番の反省だった。
試合については1周目とても板に乗れいい動きができたが、それ以降自分の思うような動きができなかった、板が止まらなくなっても早く動ける必要があり、技術の部分でも足りない部分が沢山あったためまた冬に向けて一つずつ伸ばしていきたい。
おいどん(1)
自分としては、フリーよりもクラシカルが自信があるので、正直とても楽しみでした。
しかし、後から考えると反省する点ばかり。
一つずついきます。
1つに、スタートの15秒前に板を履いていなかった事。余裕を持って集合するのは当たり前です。少し注意もされましたし、今後気をつけます。
2つに、バンフライかけられた後に、必要以上に焦ってしまった事。かけられた後、ヤベッと思ったのも束の間、グダグダしてたら直ぐに追いつかれて、転けて、上手い人達に轢かれました。彼らに迷惑になるのは勿論のこと、自分のタイムロスにもなるので、焦らず道を譲ります。
3つに、カッターの外に出すぎてしまった事。グリップはバッチリだったにも関わらず、新雪を踏みしめ過ぎたせいで板に雪が付いてしまい、なかなかに板が滑らなくなり、数えきれないほど止まって板についた雪を払ってました。こうなるのは、ダイアゴナルができていないから。出来ないと思った瞬間にカッターの外に出てスタンプをしてしまう癖があります。こうすべき時も勿論あると思いますが、僕の場合それが多すぎると思うのです。もっとダイアゴナルできるようになりたいです。
良かった点もあります。
まずは十大勢の一年生に勝てた事。特に、九大の石田君には十大戦で惨敗しましたが、今回は僅差で勝てて、とても嬉しかったです。
そして、レース中に気を切らさなかった事。
十大戦の時、手を抜いてしまい、後々とんでもなく後悔したことを思い出して自分を鼓舞し続けて走り切ることができました。応援もとてつもなく力になりました。応援してくださった同期、先輩、他大の先輩、見知らぬおっさん、ありがとうございました。
女子
川崎澄玲(3)
国体でボロボロクラシカルをやってしまった反省を活かし、自分の感覚を大切にグリップを選択。しっかり止められたし、今シーズンの中では悪くない動きができた。ただ、繋ぎの部分など明らかなロスがあり、結果は満足のいくものではなかった。疲れた時のDPをどうにかしたい。
武村紀歩(3)
草野怜子(1)
めっためた雪が降っており、詰まらないかの心配が強い試合だった。アップでVR55で問題なかったが、開始間際で雪が止んだり、周りが50を塗ったりしており、55まで塗るか不安になったが、自分の感覚を信じて55を薄く二層塗った。結果、一周目はしっかり止まったが、二周目は大分緩くなった。5キロだったのでぎりぎり耐えたものの、10キロだったら開脚祭りになっていただろうと思う。感覚を信じて55のまま塗ったことは良かったが、、時間が経つにつれ止めが弱くなっていくことも加味して、層を重ねるなり厚く塗るなりしたい。またサブ板が本板より止めやすいのか止めにくいのかをよく分かっておらず、本番前の不安が助長されてしまった。サブ板での練習もちゃんとするべきだったと反省した。技術面では、フリーよりも長いクラ板でのステップターンを習得できておらず、下りで常に守ってしまったのが悔やまれる。南原はテクニカルな下りの多いコースなので、スピードにのった状態で板を細かく動かす練習を繰り返したいと思う。
荒木瞳子(1)
初めて試合前にサブ板でグリップ合わせをした。サブ板では下駄るが本板ではツルツル滑るという事態が発生。板の違いを学んだので次からはそれを活かしてグリップ合わせをしたい。
登りで滑ったためずっと開脚し、体力を5キロで使い果たせなかった感があり悔しい。
フリーに比べ悔しい結果だった。
⚫️次に、僕から各人へのメッセージです。
(first love letter)
安野さん
一生ファンで居続けます。
小林さん
一層カッコよくなられました。
安田さん
一緒にクラでおしり使っていきたいです。
下野さん
一年間の努力、しっかり見えています。
大野さん
一勝、まずは来年、勝ちます。
川崎さん
一礼、応援がとても力になりました。
武村さん
一言、もうひとこだわって。
怜子さん
一応、いろいろ期待してますよ?
瞳子さん
一番応援したくなる。
⚫️次に今考えている事です。
入部してすぐの頃、「春合宿は1ヶ月くらいある」と言われてかなり尻込みしていましたが、頑張れた理由のひとつにだご痩せられるというものがありました。現に、大野さんが1年生の時にだご痩せたと言っていて、すごい希望を持って参加しました。終わってみると、3キロほど太りました。あんなに動いていたのに太る意味が普通に全く分からないのです。かのオスカーワイルドは言いました。楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はその穴を見る。だから、楽観的な見方もあるのではと期待し、考えたらありました。おそらく、痩せすぎて逆に太ったのだと思います。記憶力が凄すぎて逆に忘れてしまう現象と同じですね。
問題 「〇〇すぎて逆に〇〇。」に当てはまる言葉を入れて何という現象名か答えよ。
・解1.春過ぎて逆に冬来たり。
異常気象という現象名です。
・解2.(冬に)薄着で逆に外へ出る。
やせ我慢という現象名です。
・解3. (合わせ鏡して)25時過ぎ、手、逆に見える。
心霊現象です。
⚫️まとめ
さて、後悔も成長も酸いも甘いも自分の糧として新たなステージへと進んでいくわけですが、一年生の間は許されていた、与えられた事をこなすだけで精一杯の状態から脱して、確固とした芯を持ってこの競技に挑んでいくために、自分がクロカンを続けるモチベーションというものを考えてみようと思いました。私はなぜクロカンに魅せられてクロカンしているのでしょうか。いや、順序が逆ですね。クロカンしてそれからクロカンに魅せられた理由。(始めは、先輩に唆されて始めましたね。唆されて、良かった。僕を連れてきてくれてありがとうございました。)これをハッキリさせて次のステージへ進むべきだと全関西が終わった後から考えておりました。しっかり考えて結論を出したらまたブログ書くかもしれません。
今回はこれで終わりです。
西岡快成