先日「愛情を注ぐその前に」という投稿しました。

内容はこちらから、ごらんいただけます。

1週間以上経って、友人から「愛情が無くても良いっておかしない？納得できやんねんけどっ！」と、そんなメールがやってきた。

彼女は、困難の中でも歯を食いしばり必死で生き、女手ひとつで4人の子供を育て上げた自負がある。

そんな彼女には、私が書いた「愛情は定義が曖昧なものだから、気にする必要はない」の一文が、「何度考え直しても、どうにも納得いかない」とのことでした。

「納得できないことを納得する必要はないと思うから、いろんな考え方があるんだ。私は、こんな考え方は嫌だ。ぱんださんの考えは納得できないで、おいときませんか？」と聞いてみたら、「おいとけやん。説明して欲しい」と返ってきた。

私は「正しく機能している愛情は有れば良いと思うが、そうでない愛情は無くても良いとも思うのです。

機能不全家庭の親、アルコールやギャンブル依存の親、育児放棄をする親、毒親、何らかの虐待を働く親など、彼ら彼女らの正しく機能していない愛情を、長い年月受け続けて育つのはどうかと思うのです。

愛情の二文字の内容は親ごと、家庭ごと、一族毎に違っている可能性がある。

伝える側の愛情が、受け取る側には「支配」「監視」「干渉」「強制」など、受け取り難いものならば無い方が良いと思うのです。

例え「愛情がわからない」「愛情を感じない」「愛情が無い」と、思い悩んでいる親があっても、結果的に愛情いっぱいで育ったのと同じ状態に子供が至るのであれば、「愛情は気にする必要ない」と思うのです。

「愛情は有っても無くてもどちらでもいいから、お子さんが興味を持ったこと、やりたいと言ったことなどを可能な限り満たしてあげたい」と、そんな気持ちがあれば先ずは十分。

後はそれを、一つでも二つでも実行できれば良いと思うのです。

友人は「なんかスッキリしやん。納得しきれやんのは、うちの問題やってわかる。わかるから余計にスッキリしやん」と、そんなメールでやり取りを終えた。

納得できないものを無理に納得する必要はなく、わからない物を無理にわかる必要もない。

ただ考える機会に出会ったなら、「なぜそう思うのか？」「何が気になるのか？」「どうしたいのか？」と考えることで、「少しでも自分を知ることが出来る」と、私はそのように思うのです。

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