6月のある日、友人のあもるさんからラインが来た。
「このニュース見た?」
なんですと!?知らなかった!
埼玉県の数少ないストリートピアノ。ここでは娘の暴れるちゃんも何度か弾いたことがある。
駅の改札を出た広くて明るいスペースにあって、いつも誰かが弾いている。
音のある駅。ステキな音まちピアノ。
このピアノがなくなってしまうとは!ショック!
これは最後に弾いておこう。
そんなわけで、休日の朝も早よから電車に乗って弾きに行ってきた。
その日もお年寄りからちびっ子まで、老若男女、様々な人が弾いている。
ここで弾いている人たちって、みんな好きな曲を楽しそうに弾いているのがいい♪
ピアノが好き、弾くのが好き。
駅を行き交う人々を笑顔にする。音楽って心を豊かにするよね。
暴れるちゃんも名前を書いて順番待ち。
ストリートピアノはポピュラーな曲を弾いている人が圧倒的に多い中、暴れるちゃんは、行き交う人々のほぼ誰も知らない発表会の曲。
大勢の人前で弾く練習に、毎年発表会前にはここに弾きに来ていたので、今回もブレずに発表会の2曲を演奏。たとえ誰も知らなくても(笑)。
椅子の高さwまぁ仕方ない。姿勢気になるけど、ぎりペダル届いてるしok。
肝心の演奏はまだまだ未完成。発表会まで1ヶ月切ったのにこれで大丈夫なのかい?追い込みに期待しよう……。
※レッスンでも先生に、「これじゃマズルカじゃなくてただの三拍子だ」と言われてた。フッ。
優しいギャラリーの皆様に拍手をいただき、気を良くした暴れるちゃん。もう1回、順番待ちして、今度は誰もが耳にしたことのある「星に願いを」と星野源の「ドラえもん」を弾いてました。
オバサンの声も響いているように、雑踏の中のピアノ。
この駅からピアノの生音が消えてしまうのは本当にさみしい。
でも、このピアノを寄付して下さった方と、これまでメンテナンスをしながら続けてくれた関係者の皆様にお礼を言いたい。
ありがとうございました!
音まちピアノ、引退後は近くの児童館で利用されるらしい。
これからもたくさんの子どもたちに弾かれますように☆