こちらも恒例行事となってきました、日本フィルの夏休みコンサート。
今年も行ってきました~♪
・・・・・・なのですが、8月1日にこのコンサートに行った直後に大事件が起きてしまい(事件については後述)、正直もうこのコンサートの記憶がかすれてしまっている。
でもせっかく行ったので、記録として思い出せる範囲で書き綴っておこうと思う。
今年の会場はサントリーホール。もはや娘の暴れるちゃんも一人で行けそうなくらい通いなれてきた。
・・・我が娘ながら贅沢な少女時代だ。私が小学生の頃なんて、休日は弟のサッカーの試合以外出かけた記憶がない。
知ってる!知ってるぞ!有名な方ではないか。YouTube見たことある。
ほっほーう、これは楽しみ♪
その前に、まずは第1部。
エルガーの『威風堂々』。
これ、子ども受けがいいのかなぁ?実によく演奏される。てゆーか一昨年もこの夏休みコンサートで演奏されていた。まぁ名曲だけども。そして昨年は『愛の挨拶』を演奏していた。エルガー多め。
暴れるちゃんもこの曲は「あ、威風堂々だ」と反応するようになってきた。
うんうん、いつ聴いても、何度聴いても荘厳で立派な曲である。
2曲目のハチャトゥリアンのワルツ、大好き♡
華麗で情熱的で哀しい。
この胸に迫るような良さが子どもたちにはどう響くのだろうか?ぜひとも豊かな表現力を持つお子様に聞いてみたいところ。うちの暴れるさんではちょっと・・・w
3曲目の『ジャズ・レガート』は、アメリカっぽい!
始めて聴くような気もするし、どこかで聴いたことのある気もするし・・・。古き良きアメリカとか、初期のトーキー映画とかを彷彿とさせる。
4曲目のスペイン奇想曲の『ファンタンゴ』。初めて聴く・・・気がする。生演奏は初めてだ。
これは演奏が楽しそうだなと思った。私が吹奏楽部だったら、一度はこーゆー曲を演奏してみたい。
イギリス、ロシア、アメリカ、スペイン。1部はなかなかお国多彩な選曲で面白かった。
第2部は金子三勇士さんのピアノでみゆじック!
お名前、みゆじ・・・。本名?散々言われてきただろうけれど、もう音楽家になるべくしてなる名前!藤川球児みたい。
その三勇士さん、舞台に登場するや否や挨拶もそこそこにいきなり弾き始めた。バルトークの『オスティナート』。
おぉ!!その勢いに引き込まれる!子どもたちも度肝を抜かれ、つかみはOK!
1曲目の演奏を終えると、改めまして恭しくご挨拶。
遠目に見るとYouTubeよりもイケメンに見える。本日の指揮者の大井剛史さんと並び立つお姿を拝見し、暴れるちゃんに聞いてみた。「イケメン?」。私、視力が悪いもんで・・・。え?他に聞くことないのかって?いや、うーん、・・・下世話なオバサンですみません。
暴「○○(3年時の担任)に似てる」
え?そう?どこが?全然似てないと思うんだけど。雰囲気が?
暴「顔の輪郭とか、雰囲気とか、髪の感じとか」
・・・・。え?誰こと言ってるの?ピアニストよ?
暴「え?あぁ、指揮者の人のことかと思った」
あぁ、なるほど。たしかに。髪型は先生に似ている。・・・で、ピアニストの三勇士さんは?
暴「うーん、まぁ、イケメンっちゃイケメンなのかな」
ほう、なるほど。10歳の令和女子にはそこまでじゃないようだけれど、イケメンというかハンサムよね。
2曲目は『エリーゼのために』。
あまりにも有名すぎて暴れるちゃんの発表会の選曲から外したほどの、世界中で弾かれているだろう名曲。
この曲を弾く前に三勇士さんが会場に尋ねた。「ピアノを習っている、または習ったことがある人は?」
・・・驚いたことに、会場の9割くらいの人が挙手をしている。子連れでコンサートに来てる人の集まりだからそれなりにいるだろうとは思ったが、こんなに多いとは。ピアノ人口、恐るべし!
次に「エリーゼのためにを弾いたことがある人は?」と尋ねた。
だいぶ手が減り、特に子供の手が減った。私はどや顔で挙手。隣の席のお父さんも挙げていらした。暴れるちゃんは悔しそうに手を下げた(笑)。暴「もうすぐ弾くのに~~~」。
そして演奏。
はい、さすがの演奏。文句なし。でも思った。どの曲にも言えることだけど、本当に正解がないというか。同じ『エリーゼのために』でもいろんな弾き方があるなぁと。この日の三勇士さんの演奏は子どもたち向けというのもあるのか(ないのか)、わりとさらっとした演奏だった。音を分かりやすく弾いている感じ。個性や色をあまり付けず、観客が膝の上で一緒にエアピアノ出来るような、そんな演奏。
やっぱり上手だねぇ、と暴れるちゃんに声をかけたところ、「うん。でもAちゃん(発表会で弾いたお友達)と同じくらいだね。私はAちゃんの演奏のほうが好き」だそうです・・・。三勇士さん、生意気言ってごめんなさい。でもお友達の演奏が好きで、いつも褒め合うことが出来る娘を誇らしくも思う親バカであります。
3曲目は、リストの『ラ・カンパネラ』。
これはもう・・・・圧巻!!!
生演奏というプラスポイントもあるかもしれないけれど、私がこれまでに聴いた『ラ・カンパネラ』の中で一番良かった。もうなんか、聴いている途中からブワーってなった。目も耳も釘付け。
控えめにいってもすごすぎるんですけど。ブラボーおばさんになりたいくらい、本当にブラボーだった。「ブラボー!」の代わりに最大の拍手を。
三勇士さんと言えばリストのイメージはあったが、一番尊敬する人物がリストだそうで、ハンガリーのリスト音楽院も出ている生粋のリストっ子。『ラ・カンパネラ』なんかはもはや十八番なんだろうけど、真剣で堂々たる演奏。リストの曲には並々ならぬ思いと努力と使命感のようなものがあるのでしょうね。
ここまではピアノソロだったが、4曲目はオケと一緒にラフマニノフのピアノ協奏曲。
この曲に関しては、オケが頑張っていた!ピアノもオケの一部ではあるが、ピアノ協奏曲だし、もう少し主張しても良かったんじゃないかと思う。
第3部はみんなで歌おう!
なんだけど・・・暴れるちゃんも小学5年生、そろそろ思春期に片足突っ込み始めたお年頃。全力では歌わなくなってきました。一昨年は大きな声で楽しそうに歌って踊っていたのに。今年は一応歌ってます、って感じ。・・・うん、これも成長だ。
お歌は歌わなくなってきたけれど、コンサート自体は今年も楽しいひと時でした♪
来年は6年生。とりあえず来年までは一緒に来たいなと思う母である。
終演後は予約しておいた近くのビストロでディナー。
して、冒頭に書きました大事件とは・・・
暴れるちゃん、入院しました(;゚Д゚)
夏休みが半分以上潰れるほどの事態となってしまいましたが、ご安心ください。すでに退院しております。
入院については別にまた書こうと思います。