雨のあとに虹・Part2 その81 | 開運童子のブログ

雨のあとに虹・Part2 その81

「危ない。」

立花は俊之に言った。

「私はあなたを認めない。」

大輪は俊之の顔面を攻撃しながら言った。

「仕方がないようだね。」

俊之は大輪の攻撃を軽くかわしてから言った。

「卑怯な事をする男ね。」

泰子が怒って言うと

「黙って見ていましょう。」

関口は泰子に言った。翔太は泰子と関口を見るとすぐに視線を俊之に向けていた。

「馬鹿な事はやめた方がいいよ。」

健春が言うと

「俺がこいつに負けるはずがない。」

大輪は言った。

「僕も本気を出すよ。」

俊之がいうと目の前にいる俊之の腹部に蹴りを入れたが俊之は軽く大輪の攻撃を避けて大輪の足に自分の足を絡ませて大輪を転ばせて大輪が立ち上がろうとすると俊之は拳をこめかみに当てるように寸止めをした。

「高村さんの勝ちです。」

翔太は小さい声で言った。

「俺がこんな日本人に負けるはずはないはずだ。」

大輪は言った。

「遠慮しないで攻撃をしてください。」

俊之は言った。大輪は俊之の足を狙ったように見せかけて俊之の後頭部に蹴りを入れたのであるが俊之は無駄なくそれを避けると大輪の両目に自分の2本の指を当てて寸止めをした。

「高村さんが荒業に出ましたね。」

翔太は言った。

「少し荒い技の方がいいと思ったのでね。」

俊之は大輪に言った。

「まだ負けるわけにはいかないさ。」

大輪は言った。

「僕も最後まで付き合うよ。」

俊之は落着いた口調で言った。

「この野郎。」

大輪は大声で言った。

「僕からもいくよ。」

俊之は言った。大輪は俊之のこめかみに拳を当てに来たが俊之は素早い動きで大輪のみぞおちに拳を当てて寸止めしていた。

「この勝負はこれまでです。」

健春が大きな声で言うと俊之は健春を見た。

「もの凄いアクションシーンでしたね。」

立花が言うと

「冗談を言っている場合ではないでしょう?」

陽子は立花に言った。

「目の前の光景が嘘みたいね。」

直子が言うと

「私は心臓が張り裂けそうですよ。」

久美子は俊之を心配して言った。

 

「ミスター高村が闘真拳を完璧にマスターしたと李先生がおっしゃる意味が解りました。」

健春は言った。

「僕はそんなに大げさな存在ではないよ。」

俊之が言うと

「大輪さんは闘真拳を学ぶ者の中でトップクラスの存在ですよ。」

健春は言った。

「大輪さんの攻撃には他にない破壊力があるね。」

俊之が言うと

「その大輪さんが3度ミスター高村の攻撃をまともに受けました。」

健春は言った。

「3度ではなく2度だよ。」

俊之が言うと

「3度ですよ。」

健春は言った。

「2度目の目潰しは反則技だから数には入らないよ。」

俊之が言うと

「たとえ反則技でも真剣勝負であれば大輪さんの目は光を失っていたはずです。」

健春は言った。

「反則をしたのはいけなかったね。」

俊之が言うと

「たとえ反則技でも闘真拳は防ぐ事が出来ますしミスター高村はわざと反則をされて心が乱れたように見せかけて大輪さんのプライドを傷つけないように配慮してくださいました。」

健春は言った。

「僕にはそんな余裕がなかったよ。」

俊之が言うと

「余裕がないように見せかけていらっしゃいますがそれも冷静に計算されての行動ですね?」健春は言った。

「大輪さんはこれから精神の鍛錬をすればもっと強くなるよ。」

俊之は微笑みながら言った。

「あなたは私が思った以上にすばらしい私たちの兄弟子です。」

健春は言った。

「大輪さんも僕が反則をしなければいけないほど強い格闘家だよ。」

俊之が言うと

「そういうことにしておきましょう。」

健春は言った。

「大輪さんとはゆっくり話がしてみたいよ。」

俊之が言うと

「大輪さんプのプライドを傷つけないためにわざと反則をなさったミスター高村と出会えて光栄です。」

健春は言った。