雨のあとに虹・Part2 その75 | 開運童子のブログ

雨のあとに虹・Part2 その75

「京野育子はとうとうベスト4に勝ち上がりましたよ。」

三田は悔しそうに言ってから国分を見た。

「慌てるなよ。」

国分は言った。

「僕は国分さんに恥を書かせた矢島に仕返しをしましたらね。」

三田が言うとその声は喜びんでいる日本人観客の声に消されそうであった。

「今度は君に恥を書かせた京野育子に仕返しだな。」

国分は言った。

「お願いしますよ。」

三田は哀願するように言った。

「俺に任せておけよ。」

国分は三田を見て言った。

 

「私もベスト4に残れたよ。」

育子が喜びながら俊之の来て言うと

「僕も自分の事のように嬉しいよ。」

俊之は育子に言った。

「あとふたつですよ。」

立花が言うと

「育子さんにプレッシャーをかけてはダメですよ。」

陽子は立花を見て言った。

「私はあとふたつ勝つつもりでいますよ。」

育子が言うと

「私も応援していますからがんばってください。」

久美子は言った。

「卓球はテレビ画面で見るのと違って凄い迫力ですね。」

直子も笑顔で言うと

「このレベルまで来た選手の実力は僅差ですよ。」

育子は自分自身に言い聞かせるように言った。

「結果はあくまで結果で問題は日頃の努力だよ。」

俊之が言うと

「高村社長は相変わらず冷静ですね。」

立花は言った。

「明日と明後日は今日以上に強い相手との試合だから精神統一しますよ。」

育子が言うと

「頑張ってください。」

陽子は言った。

 

「これ以上施設から離れるのはよくないよ。」

俊之が少し離れた場所にいた立花に言うと

「心配しなくても大丈夫ですよ。」

立花は少し浮かれ気分で言った。

「戻った方がいいと思うわ。」

陽子が言うと

「私も戻った方がいいと思います。」

久美子は言った。

「この先は街灯もないから戻りましょうよ。」

直子が言うと

「立花さん」 
俊之は立花の周辺に短時間意で数人の人が近づく気配を感じて言った。

「何ですか?」

立花が言うと

「すぐにこちらへ戻って来なさい。」

俊之は厳しい口調で立花に言った。

「解かりました。」

立花は言った。俊之の傍に歩こうとして歩き出した立花に

「手を上げろ。」

暗闇の中から中国人の男が現れて言うと立花の背中にピストルを突きつけていたのであった。

 

「立花さん。」

陽子が言うと

「皆さんも動かないでください。」

男は中国語ではなく英語で言った。

「僕たちをどうしょうと言うのですか?」

俊之も英語で言うと

「おとなしくしていれば生命は保証します。」

男は言った。

「この人たちに抵抗はしない方がいいよ。」

俊之が言うと

「はい。」

久美子は震える声で言った。

「この人たちは誰ですか?」

直子も震える声で陽子に言うと

「私にも解らないわ。」

陽子は言った。

「私の生命を狙っても君たちには何の利益もないぞ。」

立花は男に言ったのである。