雨のあとに虹・Part2 その23 | 開運童子のブログ

雨のあとに虹・Part2 その23

「急にごめんね。」

喫茶店で珈琲を飲みながら泰子が言うと

「急にどうかしたのですか?」

関口は言った。喫茶店で関口と泰子が会うのは久しぶりであった。

「今週中に300万円つくらなくてはいけなけど何とかならない?」

泰子が言うと

「300万も何に使うのですか?」

関口は言った。泰子は関口が高校時代に暴走族をしていた時にはすでにレディースを引退していたがふたりとも高校時代は非行に走っていのである。20歳の関口と22歳の泰子は共に引退してから親しくなったのである。

「それは聞かないでよ。」

泰子が言うと

「300万円は大金ですよ。」

関口は言った。

「解っているけれど私には一生に一度のチャンスかもしれないのよ。」

泰子が言うと

「貯金もそんなにないから300万円は急には無理ですよ。」

関口は困った顔で言った。

「お忙しいところすみません。」

天門の事務所に菊池と一緒に来た桜田は言った。

「それは構いませんが警察の方が私に何の用でしょうか?」

天門が言うと

「たいした事ではないのですが天門先生は闘真拳をマスターされたそうですね。」

桜田は言った。

「私は5年ほど前まで九州にいましてね。」

天門が言うと

「お生まれからずっと九州だそうですね。」

菊池も言った。

「そうです。」

天門が言うと

「立派な九州男児ですね。」

菊池は言った。

「高校時代に闘真拳の道場があったので通っていました。」

天門が言うと

「闘真拳は占いや開運とは何か関係があるのですか?」

桜田が言うと

「それはまったく関係ないですよ。」

天門は笑いながら言った。

「ほんとうにゆっくり会えるのは久しぶりですね。」

レストランで久美子やひとみとテーブルに座っていた俊之は言った。

「あの空港での告白は春だったのに今はもう夏ですよ。」

ひとみは冗談混じりに言った。

「もうその話は止しましょうよ。」

俊之は照れながら言うと

「小百合さんは今でもその話をしていますよ。」

久美子は言った。

「小百合さんにも協力させたからね。」

ひとみが言うと

「急に仕事のローテーションを変わってもらったから迷惑をかけてしいましたね。」

久美子が言うと

「それは仕方がないわよ。」

ひとみは言った。

「小百合さんは明るくて大らかな女性ですね。」

俊之は微笑んで言った。

「闘真拳は凄い拳法ですね。」

天門の事務所を出て駅に向かて歩きながら菊池は言った。

「闘真拳は犯罪に使えばとんでもない事になるよ。」

桜田は言った。

「解っています。」

菊池は桜田が言いたい事をすぐに悟って言った。

「人ために使うえばすばらしい事が出来るけれどね。」

桜田が言った。

「今夜は一杯やって帰りましょうか?」

居酒屋を見た菊池が言うと

「たまには飲んでかえろう。」

桜田は言った。

「この居酒屋にしましょう。」

菊池は言うと桜田を誘って居酒屋に入っていった。

「あいつは警視庁の桜田だな。」

偶然に通りかかった増田は呟くと居酒屋の入口を見たのであった。