トイレで用を足した後、流そうと便器を見たら
尿が赤い!!!
なんでー!?
ビタミン剤や薬のせいで
濃い黄色の尿は見たことあったが
赤い系の尿なんて人生で一度もなかった。
これは衝撃!
もし思い当たる理由がなかったら
これは血尿なの?
腎臓が悪い?何かの病気?
泌尿器科?内科?どこへいけばいい?
パニックを起こしていたと思う。
だって、それまではいたって普通の尿だったのだから。
すごくラッキーだったのが、私にはその理由がわかっていたこと。
それも偶然に見た記事に書いてあったのだ。
『赤いドラゴンフルーツを食べ過ぎた場合
尿が赤くなることがあります。』
まさに、これ!
あー、よかった、この記事を読んでおいて。
とはいえ、食べ過ぎたわけでもなく
1個を半分にして、夜と翌朝に分けて食べただけ。
赤い尿が出たのは夕方くらいだったかな。
直後ではなかった。
赤い尿はドラゴンフルーツのせいだ、とピンとくるまで数秒間フリーズしてしまった。
赤い尿の精神破壊力は半端ない。
ものすごいストレス物質が発生したと思う。
もしドラゴンフルーツのせいだったとしても
知らなかったら病院に行っていたかもしれない。
様子を見るにしても不安な数日を送ったことだろう。
まさか、まさか、食べ物で尿が赤くなるなんて。
スイカで赤くなることはないだろうから、
赤い色素といっても、濃さが違うのだろう。
ドラゴンフルーツの赤に匹敵するほどの赤い食べ物は思いつかない。
服に付いたらアウト系な赤。
アマゾンとかにはありそうだけど、日本にはなさそう。
赤い尿に対して必要以上に恐怖を感じているのは
遠い昔の切ない記憶のため。
小学生時代のこと。
大の仲良しだった友達が尿検査にひっかかった。
検尿を集めた保健室の先生が見て
「これはやばい!早く病院に連れていかなければ!」
と判断するほど赤い色をした尿だったそうだ。
(このことは妙に覚えている)
授業の途中で、病院へ連れていかれ、そのまま入院。
ネフローゼだったかな。
腎臓の病気だった。
てっきり数日の入院だと思っていたのに
彼女が学校に戻ることはなかった。
入院しながら勉強する生活(院内学級?)を中学卒業まで送ることになってしまった。
お見舞いにも行けなかったから、遠かったんだろうか。
文通だけしていた。
尿検査の日だって、普通に学校に行って
元気に遊んでいたのに。
毎日のように遊んでいた子が突然消えてしまったことはとてもショックだった。
中学卒業の頃には体調も快復し、高校は家から普通の高校に進学。
ただ学校が違ったので疎遠になってしまった。
今では、お子さんもいて都会で暮らしていると母から聞いた。
もし、彼女が元気で一緒に小学校に通えていたら…
私にとっても、いろんなことが違ったんじゃないかと思うことがある。
尿の色で人生がガラっと変わってしまうことがあるのか。
赤い尿は要注意。
そう刷り込まれてしまった経験があるから
自分の赤い尿に人一倍ショックを受けてしまったのだと思う。
実は先日、能登のスーパーでドラゴンフルーツを発見した。
ベトナム産の白。
398円。
サイズも鮮度も前回ほどよくなかった。
白はやっぱり甘味も薄目だったが
これでいいのかもしれない。
ちなみに、一番近いスーパーで入荷を聞いてみたら
「ドラゴンフルーツを仕入れる予定はございません。」
と言われてしまった。
能登じゃ売れないか。
wai