天国はどこにあるのか? | wai blog~日々是安泰~

wai blog~日々是安泰~

旅、子育て、暮らし、気づきを綴るblog。

天国はどこにあるのか?

 
 
旅行に行けない今、
ブログやYouTubeで
タイに移住した方のレポを見て
幸せをもらっている。
 
 
まぶしいほど青いビーチ
熱帯のジャングル
素敵なリゾートホテル…
 
 
特に最近のまいばるちゃんの動画の
ワンシーンを見て
今まるで同じ風を感じてるかのような
不思議な感覚になって
ゾワっとした。
 
あぁ、私も昔、タイで
こういう空気を感じたな、って。
 

 
 
よく考えれば
私たちは
いい時代に生きてきたのだ。
 
 
私が子供の頃の田舎では
海外旅行なんて、
夢のまた夢のようだった。
 
それが高校生くらいから
格安航空券が販売されたのもあって
一気に気軽になった。
短期留学にいく友達もちらほらいた。
 
大学生の頃には
常に友達の誰かが海外旅行してるくらい
身近なものになり
 
それからインターネットが普及したことで
誰もが簡単に行けるようになった。
 
それが永遠に続くと思っていたのは
私だけじゃないだろう。
 
そして、突然やってきた
海外旅行ができない時代。
 
 
ある意味、昔に戻っただけだ。
そういう時期に突入しただけ
とも言える。
 
 
ちょうど自分の
青春真っ盛り、成長のピークと
海外旅行手軽さのピークが
一致した世代。
 
だから、突然の海外旅行ダメでーす!
に受けるダメージが大きい。
 
 
たしかに、
白い砂浜
青い海は
子供の頃からの憧れで
今もまたあの砂浜に立てたらと思う。
 
 
あの熱帯のジャングル特有の空気を
日本では体験できないし
たわわに実る南国フルーツを
食べまくる旅をまたしてみたいと思う。
 
 
その当時どう思っていたかはわからないが
振り返れば
あれは天国だった。
 
振り返れば、だ。
 
 
天国にいた時は
そこが天国だとは
わからないかもしれない。
 
今、すごく幸せな場所にいる
ということに
案外気付いていないものだ。
若さゆえ、というのもある。
 
 
それに、その頃は
また来ればいい
と思ってただろうし
虫が多くてやだー!虫除け虫除け!
って、その瞬間は
案外、不快だったかもしれない。
 
 
いつだって、
また、お金さえあれば
行けるんだ。
 
 
それができなくなった時
あれが天国だったことを知る。
 
天国を懐かしく想う。
 
そういう回想ができることは
幸せなことだ。
 
 
でも、最近気づいたことがある。
 
今、すごく幸せで
天国みたいだ!
 
と思えるほうが
もっと幸せだと。
 
 
好きな動画を見て幸せ、も
もちろんあり。
ゲームに夢中もいい。
 
私は
昨年の9月頃から
本当に幸せだな~を実感している。
 
 
ひょんなことで始めた
鬼滅の刃のはんこ彫り
 
喜んでくれる友達や友達の子供とのやり取り
 
まさに、この状態である。
 
 
はんこ彫りが一段落したら
発酵食品への探求熱が燃え上がった
 
麹貧乏になりそうなほど
麹を買う日々
 
あの実験の楽しさといったら!
 
 
発酵レシピを検索する中で見つけた
料理の師匠
 
一人前食堂まいちゃん。
 
彼女の動画と出会えたおかげで
 
作りたくない、考えたくない、
できたら外食し続けたい!
三大苦でしかなかった料理が
 
料理はとんでもなく、
おもしろいものかもしれない。
 
に変わったのだ。
 
価値の大転換が起きた。
 

 
 
そこから発酵を越えて
料理作りにはまる日々が始まった。
 
 
タイのまいばるちゃんみたいに
台湾のレポ動画をしてる人いないかな?
見つけたのが
インリンちゃん!
 

 
インリンちゃんの可愛さといったら!
 
一つ年上とは思えない美貌で
市場に買い物いく姿がかわいすぎる。
美しい日本語にもうっとり。
きっと上品な人だと思う。
つられてインリンちゃんの使ってる台湾のhemeのアイシャドウを買ってしまった。
ユーチューバーさんの影響で買ったものって多いかも。
 


インリンちゃんの動画を観ていたら
台湾グルメ食べたい!が出てきた。
 
 
そして本屋で見つけたのが
ペギーさんのレシピ本。
 
 
台湾料理を作る日々。
 
もちろんタイ料理も。
 
カルディや業務スーパーで
エスニック食材、ガン見。
 
昨日も買ってしまったぜ。エコバックまで。
 
 
さぁ、私はどこへ行くのだろう?
と思っていたら…
 
2月。
 
予想外に
ピアノがやってきたのだ。
 
テレビで見たハラミちゃんの演奏からの
動画で偶然聞いたカノンがきっかけで。
 

 
 
高校生まで習っていたピアノ。
30歳越えてから、もう一度習いたくて
単発レッスン行ったけど
先生が厳しすぎてやめたピアノ。
 
全然弾かないから
リビングに置くのをやめようと
1月の後半
2階に追いやったばかりのピアノ。
昨年はもう捨てようかと思っていたくらいだ。
 
 
それが突然、
弾きたくなった。
全く弾けなくなってる切なさを乗り越え
またチャレンジしてみようと思い立った。
 
 
子供の頃、
ストレスでしかなかったピアノの練習。
 
今は、「え?え?なんていう音?」とか
楽譜と格闘しながら
ずっと弾いていられる。
 
 
ずっと弾いていられる。
ずっと弾いていたい。
ずっとこれをやっていたい。
 
ここは、もう天国なんじゃないか。
 
 
昨日、楽譜を買いに行った。
 
「ピアノを再開したけど
うまく弾けない人は
指に動きを思い出させることが大事」
 
とネットにあったので
昔、弾いていた練習曲集でも買おうと思って。
 
楽譜は数年前に数冊残して
捨てたのだ。
 
捨てたものをまた買うって
アホみたいだが。仕方ない。
 
練習曲の定番
ハノン
ツェルニー
 
この2つは、どうも苦手だ。
やりたくない練習をさせられていた
あの頃を思い出すから。
 
どうせならハッピーなものにしよう。
 
モーツァルトの入ってる
ソタナ集にした。

そして、楽譜を捨ててしまった
大好きな曲「キラキラ星変奏曲」
これもモーツァルト。
 
 
モーツァルトには
どこか気安さみたいなものがある。
 
厳しさより楽しさを感じる。
 
この曲は子供の頃から大好きだった。

 

 

子供の頃はなんのために弾いていたのか
わからないが
 
今は、ただ、楽しむために。
 
好きな曲を弾けるようになったら
うれしいな、という
自分のうれしいのために。
 
だから、厳しさはいらない。
しなければならない
も不要。
 
 
今、楽しんでいる
今、夢中になっている
 
それはもう、天国にいる
ということだ。
 
 
振り返って
あの頃ピアノに夢中になって
幸せだったよね。
もいいけど
 
今、気付いてしまうのもありだ。
 
「今、すごく幸せで楽しい!
天国みたいじゃん」
 
って。
 
 
なんでもよいのだ
あなたが好きなものなら。
夢中になれるものなら。
 
少し手を止めて
思い巡らすだけで
 
ここはもう天国だと
気づくだけで
 
ここは天国になる。
 
天国とは、あの世のことじゃない。
 
喜びのエネルギーに満ち溢れた場所のことを
いうのだ。
 
wai