【鬼滅の刃の面白さを勝手に語る①】母子の血は争えない | wai blog~日々是安泰~

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10月2日。

 

鬼滅の刃、22巻の発売日である。

 

 

 

 

近くの書店に問い合わせたところ

限定グッズ付きの予約は終了

漫画本だけの予約も

入荷数が少ないためごにょごにょ・・・

という

はっきりしない返答であった。

 

限定グッズはいらない。

 

でも、続きが早く読みたいから

発売日に22巻をゲットしたい!

 

 

そして、昨日

隣町のTSUTAYAに聞いてみたところ

 

『かなりの数入りますので

予約しなくて大丈夫ですよ。ふふふ』

と笑われた。

 

さすがTSUTAYAは強い。

 

その日は朝一で買いに行こう。

 

 

買えるとわかり安心して

ふっと振り返った先に

2021年のカレンダーが陳列されていた。

 

残り2冊。

 

即座に手に取る。

 



使い始めるのに

あと3カ月もある・・・

 


それまで息子の熱がキープされているのか

全く安心はできないが

 

万が一の時は

誰かにあげてもいいし

メルカリで売ってもいい。

 

残り2冊しかない、という状況が

私にカレンダーを買わせた。

 

 

実はまだ、

鬼滅の刃

しっかり全巻読んでいない私である。

 


はんこの下地探しに

とびとびに漫画本を読み

 


更に、動画でキャラクターランキングを見て

知識を増やしている。

 

そして

 

『あー!

キャラクターランキングに

私も投票したかった!』

と悔しがっている。

 

ちなみに、私なら無惨に一票である。

彼は上位にいなくて残念である。

 


この感じ、懐かしい!

 

そうだ、子供の頃のあの感覚に似ている。

 

 


前も話したが

私が息子と同じ小2の頃

日本は、キン肉マンブームであった。

 

 

当時、テレビアニメで夢中になったのだが

キン消し(キン肉マン消しゴム)を買い集め

ぷにっとした厚みのあるキン肉マンシールを

買いあさった。

 


世界屋というおもちゃやさんに

入りびたり

入荷をチェックしていた。

 


田舎の小2には経済力などないのだが

それに付き合ってくれた祖父母。

ただただ、孫に甘かった。

 

 

バケツ満杯になったキン消に満足して

戦わせたり

誰かに取られたり

 

キン肉マンを巡っては

いろいろなドラマがあった。

 

 

 

当時健在だった小さな映画館。

 

明治座。


 

そこでキン肉マンの映画が上映された。

 

しかも、50%の確立で

キン肉マンポスターがもらえ

 

さらに、

ウーパールーパーに

会える

という特典付き!

 

あの頃、

ウーパールーパーもエリマキトカゲと共に

一世を風靡していた。

 


弟、従兄弟と、家族のだれかが付き添って

ガラガラの映画館に

観に行った記憶がある。

 

ウーパールーパーは、想像より

ずっとずっと小さかった。



クジ運のない私でも

ガラガラ&高確率のおかげで

(偶数席が当たりみたいな)

ポスターが当たった。


弟も当たった。

いとこは外れた。

いとこは私たち姉弟に挟まれて座っていたため

外れた。


 

はたして、一枚をいとこに譲ったのか

記憶にないが

7歳前後の子供の無慈悲さを考えると

たぶん、あげなかったと思う。

 

 

キン肉マンブームの次にやってきたのは

聖闘士星矢ブーム

その後、光GENJIブームへ。


三大ブームに振り回された

小学生時代。

 

 

キン肉マンの時は

まだテレビアニメのみだったが

 

聖闘士星矢に移行してからは

少年ジャンプが入り込んできた。

 

クラスの男の子と少年ジャンプの話をする日々。

 

女の子は「りぼん」や「なかよし」に

夢中であったが

全く興味が持てなかった。

 


世の女子が

りかちゃん、バービー人形を持つ幼少期

私は

ウルトラマンファミリーの

ビニールフィギュアで遊んでいた。

敵なのに

バルタン星人もセットだった。

 


そういう男の子っぽい子だった。

光GENJIまでは。

 

 

 

 

当時、

きっとジャンプは全盛期だったと思う。

って、それっきり読んでないからわからないけど

 

ドラゴンボール

オレンジロード

シティハンター

などなど

 

名作が連載されていた時代。

ジャンプの8割が面白かった!

 

 

鬼滅の刃の面白さは

動画のおかげで

かなりわかってきたし

 

子供と

キャラについてあーだこーだと

話すのも楽しい。

 

 

火曜日になると家に届く

ジャンプを待ちわびていた

あの頃の感覚を思い出す。

 

 

「新刊は発売日に手に入れたい!」

こんな感覚も、

あの頃以来じゃなかろうか。

 


子供の頃は、

アニメ相手に

ずいぶん情熱的に生きていた。

 

 

前記事で書いた友達の娘さんに

ハンカチを送った件だが

 

 

 

朝起きたら

 

お礼の動画が送られてきていた。

 

 

「ありがとー!うれしいよー!」

 

ぴょんぴょん飛び跳ねて

ベッドにダイブしてしまった娘ちゃん。

小2。

 

 

かつて、

誰かにプレゼントをして

こんなに喜んでくれた人がいただろうか。

 

43年で初である。

 

すごい、喜びのパワー!

すごいな、子供って!

 

もう、これを見せてもらったことが

私にとっては何よりのプレゼントだ。

 

 

自分のために彫っているのか

誰かのために彫っているのか

 

結局、人はだれかに喜んでもらいたい生き物で

それが原動力になる。

 

 

 

 

1980年代

キン肉マン全盛時代

 

わたしたち子供は、

キン肉マンというアニメに夢中になったが

 

母や祖父は、

「キン肉マンの仮装をする」

ということに夢中になった。

 

別に、母らにとって

キン肉マンの話が面白いとか

そういうのはなかったと思う。

 

ただ、ネタをもらった。

仮装をするきっかけをもらったのだ

「キン肉マン」に。

 

 

35年後。


2020年。

今の私が同じである。

 

鬼滅の刃の話は

もちろん面白いが

すごくはまるっているわけではない。

 

でも、久しぶりに「彫りたい!」

という感覚をもらい

生み出す情熱をもらったのだ。

 

 

「鬼滅の刃の消しゴムはんこを彫る」

「ハンドメイド作品を作る」

ということに、夢中になっている。

 

 


まさか、

母娘で同じようなことを繰り返すとは。

 

歴史は本当に

繰り返すのかもしれない。

 

血は争えない。

 



 

鬼滅の刃では、

『血』が一つのキーワードである。

 

 

例えば

継国家の血

縁壱や黒死牟の剣豪の血は

時代を超え、

無一郎に受け継がれたように

 

その一族に脈々と受け継がれる何かが

『血』の中にあるように思える。

 

本当に面白い!

 

 

全巻読んでないし、

アニメもほぼ見てない私だが

一つ気づいたことがある。


鬼滅の刃の人気の理由のひとつは、

これじゃないかな?


 

仲間間での

『裏切り』がないこと。

 


鬼滅隊もお館様に忠実だし

鬼も鬼で、

これまた恐ろしいほど無惨に忠実である。

 

 

仲間も悪者にしても、

その役割に一直線

まさに、

全集中している。



鬼滅の刃は

白は白

黒は黒なのだ。

 

これが、読む側にものすごい

安心感を生んでいる。



普通のアニメやドラマなら、

必ずグレーがいる。

日和見菌のスネオみたいなのがいるだろう。


読み手は

きっと仲間の中に

スパイや裏切り者がいて

スムーズに進むわけがない。

罠があるかもしれない。


そうやって

警戒しながら

裏の裏を読まなくてはいけない。


それは、読み手にとって

相当なストレスだ。



 

鬼滅の刃の「まっすぐさ」が

他のドラマやアニメと違うところでは

ないだろうか。

 

 

人間のまっすぐな気持ちを描いている漫画。

 

人の感情はドロドロしているし

すぐに変わってしまう。

 

でも、その時の気持ちに素直で

まっすぐに進み

過ちを認めながら生きていく

キャラクターたち。

 

 

そんな彼らを見ながら

自分もこういう風に生きていきたい。

 

そんな気持ちになれるのが

鬼滅の刃かもしれない。

 


まぁ、

全巻読んでないから実は裏切りがあったら

ショックだけどw

きっとないさ。

 

 

 

最近、私がパソコンを立ち上げると

ネット広告に、

なぜかキン肉マンが登場する。

 

飲んでいるプロテイン

『ビーレジェンド』の広告だが

キン肉マン味のプロテインでも

出たのだろうか。

 

 

キン肉マン味があるとしたら

きっと

『吉野家の牛丼風味』に違いない。

 

と思ったら、


もっとよくわからない

『火事場のクソ力風味』

であった。

 

買うことは、ないだろう。


 


鬼滅の刃

『全集中・日の呼吸風味』が出たら、

痩せそうだから買うかもしれない。

 

 

 

wai