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【マッサージ三昧の旅】
バンコク ５日間の旅
2009年3月。初めてタイに行った時から憧れていたオリエンタルホテルに泊まる夢を叶えた旅。
そして、オリエンタルスパ、バンヤンツリースパでマッサージを受ける夢も実現。
とにかく贅沢三昧、マッサージ三昧したひとり旅の備忘録です。
【日程】
1日目 金沢⇒名古屋空港⇒バンコク ローカルスパ⇒ゲストハウス泊
2日目 バンヤンツリースパ⇒オリエンタルホテル泊
3日目 オリエンタルスパ、オリエンタルホテル泊
4日目 ヘルスランド ⇒夜バンコク⇒
5日目 名古屋⇒金沢
◇レートは１B＝2.7円
🔸この旅については、テーマ《マッサージ三昧の旅》にまとめてあります。
【１日目】
金沢から深夜バスで名古屋へ。
午前中の便でタイ・バンコクへ向かう。
メモによると、この時のフライトは
揺れがひどかったようだ。
そして、メモには
『私のコーヒーのせいで』
という走り書きがあった。
どうやら、かわいいCAさんが、
私のコーヒーのせいで
クレームおやじに絡まれたようなのだ。
全く覚えていないが・・・
私がコーヒーを頼んだばっかりに、
何が起きたのだろうか。
かわいいCAさん、ごめんなさい！
かわいいCAさんとわざわざ書いているくらいだから
かなり可愛かったと思われる。
１４:５０
バンコク到着。
入国に時間がかかったようだ。
１５：４０
メータータクシーに乗車し宿に向かう。
運転手は、自称ジョンという
エルビスプレスリー好きなおっさんであった。
写真で思い出した。
髪型が、プレスリーだった！
太くて長いもみ上げ。
普通、運転手の名前なんて
聞くこともチェックすることもないから
自ら名乗ったのだろう。
そいつがなかなか食わせもので
メーターを踏み倒し
『５００B（１３５０円）で行くよ！』
という。
歌いながら
『500バーツでいいだろ？ベイベー』
的なことを言ったような気がする…
旅の始まりから、揉めるのもめんどくさくて
かなりイラついたが
結局、ジョンの言いなりになる。
空港には、メータータクシー乗り場があり
そこでスタッフに案内されて
タクシーに乗ったのだが、後は、運である。
時々、こういう踏み倒して、
いい値を出してくるやつがいるが
言葉のわからない者にはどうすることもできない。
と、言っても
ジョンのような奴に会ったのは過去１度だったと思う。
他の人は、無口で、普通にメーターだ。
大体、中心地まで２５０B～３００Bくらいだろうか。
じゃあ、どれだけジョンが
儲けたか？と考えたら２５０B（６７５円）くらいだろう。
それを『絶対許せない！』
と思うのか
まぁ、陽気でお調子者の運転手に
あたっちゃったわね！
と、旅の土産話にするのか。
人それぞれだ。
私のように、イライラしながらも
諦めて払うやつもいれば
それが高いか安いかもわからないし
いいんじゃないのー
で気にしない客もいるだろうし
ブチ切れる客もいるだろう。
２５０Bは、楽しくすごさせてくれる
パフォーマンス代と思ったら
高くないかもしれない。
確かにジョンは終始ご機嫌で陽気な男だった。
『１円たりとも無駄にはできませぬ！』
という、貧乏旅行してたら
そりゃあ、２５０Bは大きいだろう。
でも、もう、そういう年齢でもないだろう。
とか言いながら
ずっとジョンのことを覚えている私って。
私のせいでCAさんに迷惑かけた
クレームおじさんのことは忘れたのに
数時間後に起きた
タクシーで７００円損したことは今だに覚えてるって。
なかなかせこいぞ。
今回のバンコク旅のテーマは
マッサージ三昧の旅。
別名、ピンとキリを楽しむ旅。
ジョンに送ってもらった
ラマ４通りにある初日の宿は
かつてタイ式マッサージを習っていた時に
お世話になった民宿『日出』
安いゲストハウスである。
エアコン付きのシングルルーム。
３３０B（８９１円）
+デポジット２００B(チェックアウト時戻ってくる)
翌日からの２泊は
オリエンタルバンコクである。
特殊なルートで予約したので安かったのだが、
１泊３００００円くらいだったかな。
900円で泊まった翌日に
３０倍の高級ホテルに泊まる。
そう思うと
ジョンへの７００円なんてどうでもいいだろうに。
と、最後の最後まで
ジョン、ジョン、ジョンだ！
さくっと、旅の流れを書くはずだったのが
早々にジョンに捕まってしまった。
私は、エルビスプレスリーをほとんど知らない。
数年前
アメリカ人と結婚した友達が
日本からアメリカ本土へ引っ越していった。
知らない地名。
『田舎なんだけどね。
エルビスプレスリーの故郷なのよ！』
その時も真っ先に思い出したのは
ジョンのことだった。
つづく
wai