2024/04/29 | 走って転んで泣いた様な話

走って転んで泣いた様な話

アモーレのない日々の話


明日は2階は3人。

今日は2、2だった。

昨日篠ちゃんが書いていた紙を初めて読んだ。

古紙とかゴミの収集らしい。

先輩後輩にも聞いてみた。

読んでない。

この古紙どうしましょ?

今日は旗日だからゴミ屋も来ないかも。

そうですね。

それにきれいに畳んで持って行くのが好きなんだから。

うん。それは朴さんも認めていました。

という事でため放題になっていく。

休みだからやらないってのはまた違うよね。

やると言ったのは彼女だし、その仕事も朴さんは認めている。

私たちにはたたむ時間すらもとても惜しいのだ。

やると言ったからにはやってもらう。

ということになった。


1病棟のトイレの前の蛍光灯がチカチカしていて、朴さんがいたので電話してと頼む。

そこを手伝いながらふとトイレの蛍光灯が暗いことを思い出して中村さんに言う。

中:接触が悪いね。

ワテ:なんかグラグラしてるね。

中:ドライバー持ってる?

ワテ:すかさず出す。

グラグラは直ったがやっぱ暗い。

ワテ:グローランプがチカチカしてるからつこうとはしてるみたい。

中:グローランプ変えるか。

グローランプを変えてもまだ暗い。

蛍光灯持ってくると言う中。

その間にトイレの掃除をする。

蛍光灯を変えたら見事に明るくなった。

やったー。

グローランプを知ってるの?すごいね。

え?うちはお父さんは遠い所に働きに行ってて、男っぽい仕事はほとんど自分がしてたの。

営繕になれる?

うん。なれるよ。

だよね、やっぱり。

新しく来た人も辞めちゃうんだ。

え。またなの?

ここの病院は本当に選ぶ人の目が悪い。

凄い分かるわぁ。なんとかならないのかね。

という話をしていた。

とりあえず捕まえて働かすんだが
そのとりあえずがとてもひどい。

いざとなったら私は営繕に行くんだ。

その時、中村さんという声と返事が聞こえた。

見つかると呼ばれる営繕さんなので見に行くとそれは患者さんだった。

びっくりした、また呼ばれたのかと思った。

俺も呼ばれたのかと思って返事をしそうになった。

と互いを笑いあったのだった。

仕事はちゃぁんとして部屋も終える。

廊下の隅に新しくも汚いベッドが置かれて。

やっとけと、言わんばかりのベッドなり。
 
やーりましたー。

でも本当はベッド回りにベタベタテープがついてる柵なんて本当に汚い。

ああいうのを分からないで患者さんは普通に触ってるのに。

ステーション前の部屋は2つのベッドが空いていて1つは作られている。

もう一つはマットレスが置いてあって手が出せないが立て掛けて半分と柵につくテープを引っ剥がす。

頭にくる。

でも本当は自分に腹が立っている。

わかってる。こんなことは。


ちなみにお昼は鶏肉だった。

ザキさんがいて、人と話していたものだからマヨネーズがもらえずに相方の人のフォローがありもらえたのだった。