クリスマスラバーズ | 走って転んで泣いた様な話

走って転んで泣いた様な話

アモーレのない日々の話

フライングキッズですよ。


この季節柄クリスマスも近いっちゅうことで。


何本か作ってるんですが私的にはクリスマスラバーズが一番好きです。


コメントが3個くらいか。


知名度が低いんか?


悲しくなるやないか。



今の心持ちではヒャッハーな感じではない。



自分が障害者になる以前に兄が障害者だった。


今で言う統合失調症。

昔は精神分裂病と言われた。


私が小学生の頃だったからそれでいじめられることもあった。


今思えば彼も辛かったろう。



変な思い出があってね、両親に富士急ハイランドにつれてもらって。

晩ごはんはテーブルが回る中華だった。


あまりにもなかったことだったから

この2人に私は殺されるんだって本気で思った。


そんなことはなく普通に帰ってきたんだけど。


あの兄がいなかったらって思うことは何度もあった。


あまりにも暴れるものだから腹が立って

包丁を持って兄ちゃんを外まで追いかけたこともある。


その兄ちゃんに止められて私は犯罪者にならなかった。


でもそれはずっと苦しみの種だった。


たぶん二番目の兄ちゃんもそうだったんじゃないかな。


親との関係もうまくいかなくて

とうとう私も障害者になった。


兄ちゃんは本当に重症の人だったし、親と話し合ってもらちがあかなかった。


見方が変わったのは作業所に行ってからだ。


症状だって状態だって人それぞれで

それでも少ない工賃と

生保と言う制度にお世話になっている人たちがいた。


作業所のスタッフさんは

もちろん利用者さんの願いもあるのだろうが、生保にさせた。


色々な力を使って。


それは見ていてとても嫌だった。


工賃も上げられない。自立の道の手助けもしないで

自分たちの作業所を守るためにそんなことをしてるんじゃないかって。


一方世間知らずの子等は自立の道を選びたがるけど結局戻ってくる。


もちろん出来不出来はあるけど。なんか違う。


あの子達の役に立ちたいと思ったが志半ばでそれは終わった。


でもその時の悔しさは一生忘れない。


忘れないから

悩むし悔しいのよ。