大晦日に先生からファックスが届いた。
君へ
大晦日から不在です。
質問があれば、とりあえず送っておいてください。ご家族と良いお年を。
☓☓より
質問?!ないわ。
勉強なんかしないのに。
☓☓先生へ
ありがとうございます。
質問はないです。勉強なんてしないから。
それでは良いお年を。
君へ
本ぐらいは読みなさい。
☓☓より
キィ〜…となり、電話した。😤
先生、年末年始は、勉強はしないから。
本も読まない。と言ったら…
なんで?本ぐらいは読みなさい。と言われたから、飲んだり食べたりで忙しくて、それどころやない…と言ったら、笑われたけど。
普通はさ、はい、分かりました、そうします…と、みんな言うんだけどな。君は言わないな。君らしいけど。と、笑われた。
一つだけ君にお願いしてもいいかな。一枚でいいからさ、ファックスを年始に送ってくれない?帰って来た時に、何もないと寂しいもんなんだ。
と、言われたから年賀状が大量に届いてるやん…と言ったら…
ほとんどが印刷だから味気ないんだ。と言われて、気持ちは分るから、じゃあ私でいいんなら、送っておきます…と言って、さようならした。
年始にファックスを送った。
☓☓先生へ
明けましておめでとうございます。
本年度もよろしくね。○日にお会いできるのを楽しみにしています。
私の今年の抱負やけど。
ドイツ語の勉強を減らして、それをアラビア語の勉強にあてます。だから協力してね。
その他
・机の上をきれいに保ちます
→先生、よろしくね。ありがとう。
・お茶は朝と午後の2回にします。
→先生、淹れてね。ありがとう。
・紙くずをゴミ箱へ命中させます。
→できない日は、よろしくね。
秘書業は、引き続きさせて頂くのでいつでも言ってください。
じゃあね〜。
〇〇より
結局、ドイツ語の勉強は減らされず、相変わらずスパルタで怖かった。