夜も寒くなってきた。
アミューズで出しているスープも温製にかえようと鹿のコンソメをひいた。

お客様が席に着いて温かくホっと一息つけるようなスープ。
フゥフゥーしながら飲む様なスープ。
私は温度が下がった温製の飲物程(物による)、残念に思う事はない。
カップ等は十分に温めて用意ドンで手早くお出ししている。
50cc位と少量なので直ぐに冷めてしまうから。

最後にふり柚と黒胡椒をかけ、シブレットをうかす。


具には鹿の脂や筋、牛蒡を極小さな角切りにしたものをしっかりソテーして濃いめの野菜ブイオンで炊いた物を用意した。

この鹿の脂がスープにういて保温効果と体を温めてくれる。

鹿鍋をよく家でやるが、これを食べると体がポッポッと温まる。
アザラシの肉でも同じ事を聞いた。
寒い地方の生活を乗り切る大切なタンパク源。