今から40年も前の話ですけれど。

 

堤清二会長が元々日産自動車の経営陣と親しかった関係で、グループに西武日産という会社があった。外商部の車、役員の車、社用車は全部日産車だった。清二会長は確かプジョーの大きなセダンを社用車にしていたように記憶している。曖昧な記憶だが。

 

外国車は西武自動車販売という上記とは別の会社が販売していた。SAAB(サーブと読む。スウェーデンのメーカーで元々は航空機の会社、今は自動車からは撤退?) シトロエン プジョー を販売していた。当時の世の中からいえば、難しい車を販売している会社のイメージがあった。

 

シトロエンの2CV(ドウーシーボー?)という車は、宮崎駿さんが乗っていることで有名だが、マニュアルのギアがハンドルの右ヨコに水平についており、展示会から公道を移動するために運転させられた際には生きた心地がしなかった。

 

社員による拡販販売(西武ではEE※エクストラ・エフォート、特別な努力と言った)は車にもおよび、私は偶然にも知人の伝でサーブを販売した事がある。