70年代後半から80年代前半にかけて、主に大学生を中心とした一大ムーブメントがあった。サーフィンをする人たちを格好いいとする文化。JJ(主に女性向けの雑誌、元々は女性自身の別冊から始まったのでJJ)、ポパイ(主に男性向けのエロ無し雑誌)、HotdogPress(山田五郎さんが編集長のニアリーポパイな情報雑誌)、などのファッション雑誌というか文化雑誌が、若者のかっこいいライフスタイルを提案・発信し、一気に世間の様子が変わった時代があった。このムーブメントはファッションや車や旅行、飲食店に至るまで日本の消費社会に大きな影響を与えた。六本木のスクエアビルにディスコがたくさん入っていた。渋谷の東急本店の近くに元々キャバレーだった店舗を改装した巨大サーファーディスコがあった。常に大きなスクリーンに外国人のサーフィン映像が投射されていた。当時大学のパーティーは土日の午後にディスコを貸し切りで開催された。数千円のお金を払えばフリードリンク・フリーフードで参加できた。私はダンスは上手くなかったが、女子の綺麗系のエレガンスサーファーと言われた方々を拝見しに行っていた。大体髪型はファラフォーセット(テレビドラマチャーリーズエンジェルに出演していた女優さん)のような方が多く、ファーラーかエンジェルフライトのハイウエストのパンタロンを履いていた。

かっこよかった。皆どこに行ったんでしょうか。皆還暦超えていますよね。(続く)