大変です。
下にいた動物達も気づいて叫びました。もうピーと地面の間は、ほんの少しです。そして、ピーが地面にたきつけられそうになった瞬間、
「あっ」
何処からか白はとのホワイトがやって来てシュッとピーを受けとめました。
そして、ピーを背中に乗せたまま
「ピー。ママと今 会ってきたよ」
と、ホワイトが言いました。
「えっ?ママは 元気?」
「ああ、ピーが良い子でいっぱいごはんを食べて早く大人になって欲しいって言ってたよ」
ホワイトがほほえみながら言いました。
「ほんと?ねえ、ぼくもママの所へ連れていって!」
「だめだよ、ぼく一人で行くのだって とても、とても大変だったんだ。とても、ピーを乗せて行ける様な高さじゃないんだよ。ピーには はねがないしね。それより、早く 大人になれるように、元気にごはんをいっぱい食べようね!」
ピーは 少しさみしそうに下を向いたあと、
「わかったよ。 ママは 良い子が好きだから、僕良い子でいるよ」
と、ぽつりといいました。
ホワイトがゆっくり ピーを地上に降ろして ホーおじいちゃんにピーと話した事を言いました。
「あれで良かったの?」
「ああ、それで良い。あの子が 大人になって われわれに ありがとう と言ってくれるように見守っていけば 良いのじゃよ」
ピーは、おやつのビスケットをかじりながら、 地面につきそうな枝の先に
星を一つかざりました。 おしまい