• 55 ピーの最初へ

    ピーはてっぺんにつくと、辺りを見回して さけびました。

    「ママ!ぼくだよ。ママ!近くに来たよ」

    しかし、何の返事もありません。

    その様子を見ていたポッポおばさんが

    「ママは、もっと もっと 高い所にいるのよ」

    と、やさしく言いました。

    すると、

    「ねえ。どうやったら 行ける?」

    と、ピーは涙でいっぱいの目をして聞きました。

    「そうね。それは…大人にならないと 行けないわね」

    ポッポおばさんも今にも泣き出しそうです。

    「ピーでもね。いつか 必ずいける所だから、それまで、良い子でいっぱい ごはんも食べて 大人にならないとね」

    ポッポおばさんは、やっとの思いでほほえみました。

    しかし、ピーは 下を向いたままです。

    そして、突然

    「ママ ママ ママに 会いたい!」

    そう言ってピーは、木のてっぺんから飛んでしまいました。

    「ピー!」

    ポッポ おばさんは 驚いて ピーを受け止めに 急降下しました。

    必死でポッポおばさんは、落ちて行くピーを追いかけるのですが、追いつきません。

    「ピー、あぶない」         つづく