ルカとジョナは、お互いの場所をながめながら、うなずきました。
「あの雲間の小さな青空が小さな海だったらいいのにな」
ルカが言うと
「おいおい。そしたら、けっきょく 海にいることになるぞ」
と、ジョナが、笑いました。
スワは、くるっと 宙返りして、
「それじゃ、伝言 伝えたからな」
と言って、森の方へ飛んで行きました。
「明日は、親友と会うんだ」
ルカが嬉しそうに言いました。
「なんで、あんたの親友なのに つばめが言いに来るんだ?」
ジョナが不思議そうに聞きました。
「だって、シュンはうさぎってものだから。森の生き物だ」
「へえ。それじゃ、お互いの境目まで行かないといけないな」
「うん。今のぼくときみと同じようにお互いの境目で話しするのさ。そして、どちらの世界にも踏み込んで行かない。でも、とっても仲良しなんだ」
「あれだ。お互いの世界があって、それにちょっかい出さないから親友でいられるんじゃないか?」
ジョナが、笑いながら言いました。
すると、ルカは まじめな顔をして
「本当に、そうかもな」
と、言いました。 おしまい