静かな 静かな夜です。
暖炉のぱちぱちという音と遠くから聖歌が、かすかに聞こえます。
「何かしら…」
ママは、そっとプレゼントの包み紙が 破れないように プレゼントを開けました。
「まぁ きれいな木箱 宝石入れかしら」
「何だと思う? 開けてごらん」
パパは、ほほえんでいます。
「わぁ…きれい!!」
その木箱のふたを開けると 小さな白鳥が羽を広げています。
「横の取っ手を回してごらん」
ママが木箱の横についている小さな取っ手を回すと
「まぁ・・・」
優しいメロディーが、流れ出し小さな白鳥がくるくる舞い始めました。
パパとママがそっとキスをしようとしたその時です。
「ママ…」
「あら、シュンどうしたの?」
シュンが、ドアの所に毛布を引きずりながら立っています。
「サンタさんを待ってるんだけど こないんだ…」
パパとママは 顔を見合わせて笑いました。
「あああっ。ママの所にはもう来たの?」
ママの手元の包みを見てシュンは 叫びました。
「あっ!シュン今 赤い物が窓の外をお部屋の方へ行ったよ」
パパがママにウインクしながら言いました。
「えっ!!大変だ」
シュンは 急いで部屋に戻りました。 つづく