まあるい まあるい お月様
おだんごみたいな お月様
すすきの葉の 間から
高い お空に ぽっかりこ
「ねぇ、シュン。私達の
ひー ひー ひー ひー ひー
ふーぅ まだまだ ひーおじいちゃんが
あそこに映っているんだって?」
ハルナが、まん月を見ながら言いました。
「うん、おもちをついているね」
「うん…」
インドにあるお話をひとつ。
昔 神様が森に来て
「何か食べるものを下さい」
と言われました。
きつねさんは お魚を、さるさんは お花と木の実を差し出しました。
何もとって来れなかったうさぎは、きつねさんと さるさんに
まきを 集めてもらうように頼みました。
そして それに火をつけ
「私を どうぞ」
と言って、うさぎは 燃えさかる火の中へ飛び込みました。
神様はうさぎの優しさを みんなにいつも 思い出してもらえるよう月に姿を映しました。
― 月をみて あなたも優しさを思い出してください ― つづく