「なに!このかんづめ」
あらまぁ、コノハが おかんむりです。
「もう3日も待っているのにぜんぜん芽がでない。こんな かんづめ なんてハナコちゃん、あんたにあげるわ」
そのかんづめのラベルには、お花の咲くかんづめと書いてあります。
ハナコはよろこんで持って帰りました。
ハナコは、太陽いっぱいの窓辺で、かんづめの中を鉢にうつして、毎日お水をあげ続けました。
「わぁ、かわいい芽がでた」
コノハにもらってから10日たっていました。
それから さらに10日。
小さなつぼみがふくらみ、2日後 ついに 花が咲きました。
お花が咲いたその日の事です。
「あら?かわいい花」
ハナコの窓辺にコノハが、通りかかりました。
「ちょっと、ハナコちゃん。かわいい花ね…?…!ああっその花 私があげたかんづめ!
ちょっと、それって私のかんづめよね。ありがとう」
そう言うと、コノハはお花のかんづめを持って帰ってしまいました。
ハナコは、お花がいなくなって さみしくて しくしくと泣きました。 つづく