「ちょっとシュンちゃん。サンおばあちゃんとお話ししていたでしょ?」
コノハが、口をとがらせて言いました。
「うん。いつもありがとうって言ったんだよ」
おそうじ屋さんのサンおばあちゃんと、毎朝学校へ行く時にシュン達は道で出会います。
雨が降っても、かんかん照りでも、学校がある日は必ずサンおばあちゃんはいます。
おかげで学校への道がいつも とてもきれいです。
「夕べのあらしで 道いっぱいに木の葉が落ちていたでしょう。だから、今日は特におそうじが大変だと思ったから。おばあちゃんに、ありがとうって 言ったよ」
シュンがそう言うと、
「ママがあのおばあちゃんとは、お話しちゃいけませんって 言ったもの」
コノハは、ますます口をとがらせました。
それから数日後
朝日の中をシュン達は登校しています。
「あれぇ?サンおばあちゃんもう3日もお休みしているね。どうしたのかなぁ」
シュンが、心配そうに言いました。
「先生に聞いてみる?」
ハルナも心配しています。
その時です。
「きゃああああっ」
あららら、コノハが雨で積もった木の葉に足をすべらせて、しりもちをついてしまいました。 つづく