「どんな物でも、触れ合い過ぎるとまさつを起こしてすりへって、形を変えてしまうでしょう?
恋はね。一番、合わなくなりやすいわね。
しかも、強い痛みをともなったりしてね。
友達という形ならね、形が簡単だから余裕があるの。
一番簡単なのは親子ね。どんなにすり減っても、親のハートが形を変えて合わなくなる事は、少ないけど、最近はそうでもないみたいね。
あなたの恋の形に合うハートと出逢ったのね。
それを知らせる為に そこが苦しいのよ。すてきな男の子がいなかった?」
「あぁ!うん」
「ほほほ、その子のハートとピッタリ合うといいわね。複雑なものだから彼の方がどうかしらねぇ。」
「どうしたらいい?」
アキナは、一生懸命な顔で聞きました。
「まず、友達でためしてごらんよ。 本当に合うかどうかね。ほほほ。
そうそう 丁度いいじゃない、バレンタインとかいうお祭りがあるから
その時にチョコにカードを添えて あげればいいわ」
「うまく いく?」
「そんなのは わかんないわよ。ほほほ。ホーなんて、毎日チョコを食べてるからあげてもわかんないんだから…」
「えっ?」
「ほほほ、何でもないわ。風のつぶやきよ。気にしない。気にしな」
そういうと、ポーおばあちゃんは また ため息をついて遠くを見つめました。 おしまい