• 36 うわさへ

     森一番の長老ふくろうのホーおじいちゃんは、 

    大好きなチョコを銀紙からはずす手を止めて、にやりとしました。 

    「わしの友達のポーばあさんの所へお行き」 

    どうやら、ハルナのお姉ちゃんのアキナは むねがどきどきする事があったようです。けれども、

    なぜだか はずかしくてママにも言えなくて、ホーおじいちゃんに相談をしに来ました。

    しかし、ホーおじいちゃんにそう言われて 

    今度はポーおばあちゃんの所へやってきました。

    「おや、おや。アキナちゃん。ほほほ」

    ポーおばあちゃんは、アキナの話を聞いて口に手をあてて笑いました。 

    そして、ハートというものについて 話しを始めました。

    「誰もの胸にね。幾つかのハートの形のくりぬきがあってね。一番複雑な 形をしたハートのくりぬきに恋という名前がついているのよ。

    なかなか そのくりぬきにはピッタリ合う物がなくてねぇ。 私も何度 ピッタリだと思った事か…」 

    そう言うと、おばあちゃんはため息をつき遠くを見つめました。  つづく