• 31 ほたるへ

    砂の山が波に 何度もさらわれます。

    「やぁ、どうしたの?」

    ぷっと いるかのルカが、シュンのほほに水を吹きかけました。

    「おお、ルカ。君を待っていたんだよ。ひさしぶり」

    「そうか。金貨を見にきたのかな?今日は三日月だから、量が少ないよ」

    すると、シュンとハルナはパッと左右に別れて

    「お誕生日 おめでとう!」

    と、言いました。

    「ぷっぷっぷっ!覚えていてくれたの…」

    ルカはおどろいて、水を続けて3回吹きました。

    「ほら、君のお城だよ」

    今日は、ルカの誕生日のようです。

     シュンとハルナは、ルカがそばまで見にいけるように、波うちぎわのぎりぎりのところでお城を作っていました。なので、何度も波に邪魔されて砂のお城を作り直した事が、ルカには わかりました。 つづく

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