「なんでハナコが、つかうのよお」
またまた コノハが、口をとがらせています。
「だって、みんなが使っているから」
ハナコが、悲しそうに言いました。
今日は、みんなで絵本を作っています。
みんなが、絵やお話を書いた画用紙に先生がきりで穴をあけます。そして、それにひもを通してまとめて本のようにします。
けれど、コノハだけが、大きなホッチキスを持って来てそれで止めていました。先生にあなをあけてもらうには、順番を待たなくてはいけません。すると、時間がかかるので、何人かがコノハにホッチキスを借りました。
「みんなはいいけど、ハナコはだめ」
コノハがいじわるそうに言いました。
「わかったよ」
ハナコは、さみしそうに順番を待つことにしました。
つづく