• 13 ごめんなさい の最初へ

    「ドラ君は、たたかれるのがいやだから、すぐ言うといったね」

    「うん」

    ドラは、うなずきました。

    「たたかれるから、言うの?」

    「あっ」

    何匹かの子が、気がつきました。

    「先生が思うには、いつ いっても良いと思う。ただ、本当に自分が悪いと思って、あやまる気持ちになったら、いつでも、良いと思うんだ」

    すると、

    「私もシュンちゃんとけんかして、1週間くらいたってから、あの時はごめんねって いった事がなんどもある」

    と、ハルナがいいました。

    「そうだね。その時は、いろいろな気持ちで いえない事もあるけれど、シュン君、いわれた時どうだったかな」

    先生が、シュンに聞きました。

    「そうだなぁ、もう ゆるしてあげようって思ってる時だったから、ちょっとはずかしかったよ」

    そういって シュンは 頭をかきました。

    みんなが、くすくすっとわらいました。

    「ごめんね ということばが、今まで以上にごめんなさいをする相手となかよしになれるような合図だといいね」

    みんな、うなずきました。


    ― 心のこもった 言葉を 出したいですね


    「こまったなぁ、おいら すぐに言っちゃう」

    ドラが、うでぐみをして かんがえています。

    「ドラ君、それでもいいから、いった後に悪かったと言う たいどをおかあさんにしてあげなさいね。いいかね。心からだよ」

    と先生にいわれると、

    「うん。お手つだいするよ」

    と、ドラは、はちまきをするまねをしました。

    みんな、また 大わらいしました。  おしまい

  • 14 悲しいめがねへ